ライオンのおやつ
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まこと@古希ジョッパークライマー
2024年07月08日 06:20 visibility113
”ライオンのおやつ” 小川糸著 ポプラ社
筆者の作品は”食堂かたつむり”以来。
ライオンの家は瀬戸内海にあるホスピスのこと。
ガン末期になった33才の女性が主人公。
そして瀬戸内のレモン島・ライオンの家が舞台。
施設の責任者マドンナからの手紙の、
”文字の匂い”を主人公・海野雫が吸い上げた場面が良い。
手紙の匂いでなく、文字の匂い!
物質としての手紙ではなく、それを書いたマドンナの人柄含め
全てを受け入れる瞬間のように思われた。
毎週日曜日に施設で出される「ライオンのおやつ」
毎回、悲しい旅立ちが付きまとうが、決して寂しさだけでなく、
前向きな気持ちにさせてくれる。
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- 事務局に通報しました。
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