清浄島

”清浄島” 河崎秋子著 双葉社

筆者の作品は初読みだが、良かった。

礼文島が舞台の寄生虫撲滅のための活動。

エキノコックス症はネズミを中間宿主とし

 イヌ、ネコ、キツネを終宿主とする病気で

 人間に感染すると死亡率は50%と極めて高率である。

「島内のキツネ、イヌ、ネコなど感染の恐れがある動物は、

野生か飼育下であるかを問わず全てこれを処分する。一頭残らずだ!」

島民の恨みをかいながらも、20年後には撲滅することが出来た。

一方で12年後に判明した、根室地区でのエキノコックス症は

 対応が広範囲で難しく、結局道内全域から

 更には本州にまで拡大することになる・・・

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。