幻日

”幻日” 市川森一著 講談社

松倉藩主の苛酷な税の取立てで妊婦が惨殺された事をきっかけに始まる島原の乱。

棄教者千々石ミゲルの息子、天草四郎が統括する一揆勢が

長崎でなく富岡城に進攻し、好機を逃して原城への籠城策に変更。

一方で幕府側も最初の対応を誤り、事態を悪くしてしまった。

オランダとポルトガルの利権争い、戦における父と子の世代間格差、

原城の攻略などを天草側と幕府側の交互の視点で語られる。

分厚い作品だが、面白くてすぐ読み終えた。

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