海蝶

”海蝶” 吉川英梨著 講談社

筆者の作品は初読みだが、面白かった。

本作は東日本大震災で母親を助けられなかったトラウマを抱えながらも

海上保安庁で初の女性潜水士となり"海蝶"の愛称が付けられた忍海愛の物語。

海上保安庁で父親の忍野正義は潜水士、兄の忍海仁は特殊救難隊員という海上保安庁一家。

初めての女性潜水士として意気込む忍海愛は初任務でミスを犯すが、

中盤からは海難偽装事故、保険金殺害事件が絡む展開の中で愛が活躍する。

登場人物のキャラがしっかりしており、海での細かな描写でリアルに緊迫感が伝わる。

同じ潜水士である父と兄、職場の仲間達の思いや家族の絆が伝わる。

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