
中国は、世界一の経済大国になれるのか・?(?(@_@)?)? (その2/N)
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oneman
2013年03月04日 23:54 visibility165
去年の夏頃の沿海部は、相当の不況に襲われていたのではないか?
2~5%位に落ちていても不思議ではない。
当時の沿海部の素材産業は、物すごい勢いで減産していた。
中国素材産業の市況(価格下落率) の表
で、2010年の10月を基準にして見ると、
10月以降は、大きく値崩れしている。
此れは、インフラ、工場設備の投資が細って来たのも影響して
素材の需要が弱く成って来たものと思われる。
この様に減産が続くと、瞬間風速で、GDPは、
ゼロ位まで落ち込んでも不思議ではない。
従って通年で、7.8 に成ったとするのは、
疑問だなあと云う気がしている。
世界経済が、低迷していた2009年に、中国が、4兆元(約57兆円)位の、
物凄い公共投資を中心とした景気刺激策を打ち出したお陰で、
一人中国だけが劇的に回復をし、
世界経済を中国が牽引してくれたと云う事で、中国に対する期待とか、
影響力が一気に高く成った。
処が、反面その後遺症が、ハッキリ出て来た。
景気刺激策は、永遠に続けられないので、
どこかでペースダウンする事に成る。
本格的に景気回復がなされる前に、景気刺激策のペースダウンをすると、
反動による下振れで、景気の足を引っ張る事になる。
今の状態で、5~6%位の成長は出来ると思われるが、
その反動により実は、1~3% 景気は、落ちているのではないかと思われる。
一方、中国は今、経済のモデルチェンジが必要な時期に来ている。
中央政府から、地方への財政移転(日本流に云うと、地方交付税の実施)
が行われていて、地方が豊かに成って来た。
農村部でも、10世帯当たり、2~3世帯で、車を持っていたり、
賃金も上がってきたり、医療の7割補助(3割負担)がされる様に成って来た。
(今年の2月10日(日)春節に出稼ぎから農村部に帰った都市労働者が、
農村部が豊かに成ったのを見て驚いた様子が、
ツイッター等に沢山寄せられていた)
こう成ると、わざわざ都市に出稼ぎに行って、
都市で住宅が買える訳でも無いし、農村戸籍による都市部住民との差別
(教育(高校・大学の受験資格、etc)、医療、住宅、失業保険、etc)
を受けてまでして、都市で働く事は無い・と思う様に成って来た。
この状況から、人件費は、15~20%/年 ずつ上がっている。
この賃金上昇より、より高い生産性の向上、付加価値を上げなければ、
単にインフレが起こっているだけで、経済が成長している事には成らない。
中国は、世界一の経済大国になれるのか・?(?(@_@)?)? (その3/N) に続く
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