「レビュー」デスポルチ ボアビスタKI PRO1

 

今回は2020年11月に販売した

デスポルチ ボアビスタKI PRO1の履き心地等に関するレビューです。

 

 

 

 

【サイズ感】

【ニット素材のライニング】

 

従来のボアビスタKI2も25.5cmを着用していますが

当モデルもいつも通りの25.5cmで丁度良いサイズ感でした。

 

スペックの投稿でも触れましたが、

PRO仕様ではシューズ内側のライニングが薄手の素材に変わっているため、サイズ感としてはやや緩くなる傾向にあります。

 

 

 

 

ボアビスタKI2では踵周りもシュータン裏も

そこそこ厚みのあるスウェード素材が採用されていました。

 

 

私はボアビスタKI2を着用するときは薄手のソックスを好んで選んでいましたが、

ボアビスタKI PRO1でプレーする際は少し厚手のソックスに変更するのがベターに感じました。 

 

 

いつもと同じ薄手のソックスを履くと、「何か少し緩いかなぁ」という印象です。 

 

 

 

 

PRO仕様に搭載の銀色のニットライニングの一番の特徴はやはり汗の吸いにくさ!

 

※当モデルを試したのは冬なのですが、

カンピーナスJP PRO1で夏場でもその効果は体感済です。

 

 

 

足のブレ抑制効果はスウェード素材には劣りますが個人的にはプレーに全く影響の無いレベルでした。

 

 

 

 

分厚くて包み込まれる様な感覚が得られるのはKI2のスウェードライニング。

 

 

 

 

薄い素材がピタッと足に沿ってくるのがこのニットライニングであり、

ボアビスタKI PRO1は非常にスッキリとした履き心地になっています。

 

 

 

 

【シューズ内部の緩衝材NanNex】

 

PROシリーズでは白色の高反発のシリコンフォームのNanNexが採用されています。

やはり全モデルにこれを採用して欲しいくらいに気に入っています!

 

 

 

 

シューズを履いていても、グニュグニュとした感触でこのNanNexが作用しているのが感じられます。

 

クッション性は上々で快適にプレーする事が出来ています。

 

 

 

 
何度か当ブログで触れておりますが、従来のオレンジ色のPORONでは温度依存する素材の特性上、足馴染みが遅くなるので冬場に着用するのは避けていました。

 

 

 

緩衝材に関してはPORONよりPRO仕様のNanNexの方が好みです。

 

 

 

 

【カップインソール】

 

このボアビスタKI PRO1に標準装備のインソールは従来のモデルと(カンピーナスJP PRO1も含め)比べて表面のスウェードの質感が変わっており、より滑り止め効果を発揮してくれていました。

 

 

足馴染みも含めて使用感としては非常に好印象で

インソールに関してもこちらのモデルの方が好みです。

 

 

 

 

【30%強度アップしたヒールカップ】

【蹴り心地】

 

強固なヒールカップを搭載しており踵のホールド性は非常に優れています。

 

パスやシュート時の安定感も向上しており、

心地良くボールを蹴る事が出来ています。

 

 

従来モデルとは異なり、薄くて硬い素材で踵が固定される感覚のため苦手な人は苦手かもしれません。

 

私の場合は強度アップした際の踵の食い付きの変化による靴擦れ等は発生しませんでした。

 

 

蹴り心地は基本的には従来のボアビスタKI2に似ています。

 

 

 

 

変化があるとすれば、ライニングの変更でシュータンが薄くなったので、シュート時などインステップでボールを蹴る時の感覚がやや変わりました。

 

 

 

 

私はスウェード張りの分厚いシュータンのあの感覚が好きで快適にインステップでボールを蹴る事ができていましたが、

 

良い意味でクセが少なくなった印象です。

「シュータンがちょっと分厚過ぎるかなぁ」と感じていた方にはPROシリーズの方がマッチしてくるかと思います。

 

 

 

 

【アウトソール】

 

おなじみの競技向けのカーブラストです。

デスポルチを愛用されている方には説明は不要かと思いますが、全方向への動きやすさ、足裏感、グリップ性、非常にバランスが取れていました。

 

アウトソールにはPRO仕様ならではの変更点はありません。

 

 

 

 

【まとめ】

 

デスポルチが発売している4モデルの中で、(カンピーナス、サンルイス、ボアビスタ、テッサライト)最もトップレベルの選手に愛されているボアビスタ。

 

※今年度FリーグDiv.1の開幕戦で着用シューズデータ集計済

 

 

元々競技志向の方から評価が高かったモデルですがプロフェッショナルモデルとして仕様変更しての発売。

 

 

 

 

実際に何度か履き比べてみましたが、

「ボアビスタKI PRO1の方がボアビスタKI2よりも優れている!!」とは言い切れないと感じています。

 

 

 

あくまで個人の好みの問題であり、(特に薄いライニングやヒールカップの素材)選択肢が増えたという印象です。

 

 

完全にボアビスタKI PRO1に切り替える、という方もいれば継続してボアビスタKI2を履く方も出てくると予想しています。

 

 

 

 

未だにボアビスタKIの初期モデルのシルバーカラーを着用されている方もよく見かけたりしますし、

 

大胆な仕様変更が無く好みで履き分ける事ができるのがデスポルチのシューズの良い部分だと思っています。

 

 

 

 

  

私はPROシリーズに搭載のニットライニングより

スウェードライニングの方が好みです。

 

ただ中底の緩衝材はPROのNanNexの方が好き。

 

 

ボアビスタKI PRO1の登場によって、従来モデルのボアビスタKI2を履く機会は減ってしまうのかなと想像したりもしましたが、今後はこの2足を履き分けていきたいと思っています。

 

 

 

汗が半端なく出る夏場には水分を吸いにくいニットライニングのPROを、それ以外の季節には好みのスウェードライニングのモデルが履きたいです。

 

冬場もNanNex搭載シューズが履きたいのでPROを選びますかね。

 

 

 

 

ところで私しゅう太郎のマイベストDesporteは何かというとSPOPIA限定で発売されたボアビスタKI 岡崎チアゴ選手別注カラーです。

 

 

 

 

理由は単純で、スウェードライニング+NanNexの組合せだからです。

 

 

 

 

他には中足部にメッシュ素材が無く全て人工皮革だったり、このゴールドのカラーリングも好きだったりするのですが。

 

 

 

 

 

ただ他にこのSPOPIA別注カラーと同じ仕様のモデルは無く、私自身が保有するストックもありませんので、

 

 

 

個人的にはこの別注モデルと同じスウェードライニングにNanNexを搭載した仕様でボアビスタや他のモデルを展開して頂きたいです!

 

 

 

そのくらいに気に入っています。

 

 

 

 

 

 

ではまた次回!

 

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