湘南ベルマーレ 内村俊太選手モデル テッサライトID2(つま先ラバープリント加工)
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しゅう太郎
2021年02月14日 18:00 visibility2613
特別企画の第2弾は前回に引き続きFリーグ湘南ベルマーレ所属の内村俊太選手のシューズです。
前回ご紹介したモデルとの単なるカラー違いではなく、
こちらもフットサルシューズ好きとしてはたまらない仕様になっているのでチェックしたいと思います。
以前から特にこのシューズの実物を見たいと思っていました!!
『テッサライトID2 内村俊太選手特注
つま先ラバープリントver』
ミラーシルバー×ミラーゴールド
サイズは26cm。
こちらも光沢感のあるシルバーにゴールドを合わせた存在感のあるカラーリングに仕上がっています。
メタリックなシルバーカラーは個人的にもかなり好みです!!
【アッパー素材】
アッパー前足部にはいつものカンガルーレザー、
中足部には人工皮革とメッシュが採用されています。
既にお気付きの方が多いかもしれませんが、
つま先部分が市販品と異なります。
デスポルチの市販品のほとんどのモデルに付いている人工皮革製トゥーガードが取り除かれており、つま先回りがコーティング加工されています。
遠目から見ると、フットサルシューズによくあるスウェード素材のトゥーガードにも見えますが違います。
トゥーガードを無くすメリットの1つとしては、
切り返し時等に発生する指の圧迫感を軽減できる点が挙げられます。
トゥーガード無しバージョンの別注シューズを着用しているデスポルチの契約選手は他にも数名いらっしゃいますが、選手によってトゥーガードを無くす理由は異なるそうです。
頑丈な人工皮革製のトゥーガードが外れた事で耐久性への影響が懸念されますが、
つま先回りに摩擦に強いラバーのコーティングを施すことで耐久性を確保していると思われます。
サッカースパイクの土用、人工芝用のモデルでも同様の加工が施されているものをよく見かけます。
このつま先部分を触ってみるとトゥーの先端の一部分にのみ、やや硬めのパーツが中に入っている事が分かりました。
指で押すとクッキリそのパーツの形が現れるくらいにその存在感は大きいです。
トゥーガードが無い代わりにコーティング加工されているモデルだと、つま先に何も補強パーツは入っておらず柔らかいと思っていたのですが、硬いパーツが入っていたのは意外でした。
私自身この実物を確認するまではトゥーガード無しの別注モデルのつま先はフニャフニャかと思っていましたので。
この「トゥーガード無し+ラバー加工」の仕様はこれまでのデスポルチの市販品には一切採用されてこなかったので、非常に貴重なシューズをお借りしているんだなぁと改めて実感しました。
※「トゥーガード無し+ラバー加工無し」のモデルは発売された事があります。
シューズのアウトサイド部に選手別注モデルの証、「Shunta17」とネームの刺繍が入っています。
この内村選手の別注モデルでもインサイド部分のDロゴが取り除かれ、代わりにDesporteと赤色で刺繍マーキングされています。
【ライニング素材】
ライニングは人工スウェード素材。
こちらのモデルは前回紹介した新しいスウェードのタイプではなく、
これまでの市販品のスウェードライニングのモデルと同じ素材のものが採用されています。
【中底】
中底には黄緑色の緩衝材が入っています。
これは市販品「PRO」シリーズに搭載の白色のNanNexと色違いですが同素材です。
指で触ってみても柔らかで高反発なのが感じられる素材です。
恐らく、別注シューズが製造された時期や試作も兼ねているモデルによっては同じ人工スウェードライニング+NanNexの組合せでも微妙に仕様や色が違っているのだと思います。
【シュータン】
シュータンは市販品と同じスウェード内張りのタイプです。
同じ内村選手別注モデル(左がトゥーガード無しの今回のモデル、右が前回のモデル)でもスウェードの色合いが違うのがお分かり頂けるかと思います。
【インソール】
デスポルチおなじみのカップインソール。
表面の人工スウェードが足のブレを軽減。
トゥー部に反発材、ヒール部に緩衝材が付いています。
こちらのヒールの緩衝材はオレンジ色のPORONが付いており市販品のテッサライトID2と同じ仕様のものが入っています。
【アウトソール】
リオソールです。競技向けのカーブラスト。
カンピーナス等に付いているタイプのソールよりも溝のパターンが変形しやすいため、
コートへの引っ掛かりが良く、よく止まれる印象です。
【足入れ感】
トゥーガード無し・有りの26cmのサイズ感はほとんど同じです。
トゥー内部パーツの影響か、指先の部分だけプクっと膨れ上がっている様にも感じ、試着した段階では少々違和感があります。
※あくまでも私の適正サイズが25.5cmなので
少々きつめのジャストサイズで履ければまた感覚は変わってくると思います。
ラバーコーティングの部分は表面こそザラザラですが、カンガルーレザー特有の柔らかさを阻害する事はなく履いていて違和感は特にありませんでした。
シューズの屈曲もスムーズに感じます。
【重量】
26cm片足で245g。
前回紹介した通常トゥーガード有りのモデルが261gでしたので、16g軽くなっています。
このモデルのシューズBOXに貼ってあるラベルを見ると、このシューズは2020年の春夏シーズンに支給された様です。
そして今回の別注シューズ特集にあたり、
内村選手にシューズ選びに関するインタビューをさせて頂きました。
その内容を掲載させて頂きます。
――シューズを選ぶ時重要視するポイントは?
内村選手
フィット感です。
それにプラスしてターンが多いのでグリップ性も重要視しています。
――この特注シューズで特にこだわった所は?
内村選手
こだわりポイントは、まずカラーリングです。
また自分の場合はテッサを着用していますが、
内側のDロゴを外してdesporteと刺繍を入れることでオリジナル感を出しています。
他にはトゥーガードを外したりという所も試しています。
元々何も言うことが無いくらい履きやすいシューズですが、これからも色々と改良して試したいと思っています。
――トゥーガードを外したシューズの履き心地は?
内村選手
履き心地はかなり良いです。
トゥーガードを無くしたことで少し膨らみ感を感じましたが、履けば履くほど足に馴染んで今までにないフィット感を体感しています。
次からもトゥーガードなしは続けていこうと思っています。
――過去にはボアビスタも愛用されていたと思いますが、テッサの特に好きな所は?
内村選手
テッサの良いところは、圧倒的にホールド感です。
正直、初めはキツさを感じます。
自分もそうでしたがそれを越えると本当にやめられなくなりますね。
ボアビスタも最高のシューズで間違いないですが、自分の場合はスピードに乗ったターンや細かいステップが多いため、よりホールド感が増してるテッサにたどり着きました。
最初さえ我慢すればとにかく足に馴染むので、競技者にはおすすめしたいです。
――普段試合と練習でシューズはどの様に履き分けている?
内村選手
基本自分は3足で履きまわしています。
新しいシューズでもしっかり足に馴染ませたいので、均等に履きまわしてる感じです。
ただある程度馴染んできたらリーグ戦は長いので一足を練習用、残り二足を試合用で気分で選んでます。
――デスポルチの魅力について教えて下さい。
内村選手
魅力はなんといってもフィット感。
初心者の方から上級者の方まで履きやすいのがデスポルチだと思います。
安定して良いシューズを履きたい方にオススメしたいです。
内村選手、本当にありがとうございました!!
特別企画はまだ続きます!!
次回はまた別の方の別注仕様のシューズです。
ではまた次回!
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