首位チェルシーがアーセナルの無敗を止める

  • 有希
    2012年09月30日 05:13 visibility103
29日に行われたプレミアリーグ第6節、アーセナル対チェルシーの一戦は、2ー1でアウェーのチェルシーが勝利した。

アーセナルは、CBのコンビを変更。ヴェルメーレンを残したが、相棒は普段のメルテザッカーではなく、コシールニーを起用した。ヴェンゲル監督は、「相手の特性を考えた上の判断」と試合前に話したが、このポジションが試合で鍵を握ることになる。

チェルシーは20分、敵陣右の浅い位置でFKを得ると、マタがファーサイドにパスを送る。ダビド・ルイスの頭を越えたボールは、フェルナンド・トーレスとコシールニーが競り合うところへ。ボールに背を向ける形での対応となったコシールニーに対して、F・トーレスは先に足を出してボレーシュートを放ち、先制点を決めた。

2人のバトルはその直後にも発生する。F・トーレスがペナルティーエリア内に侵入して右足のシュートを狙うが、振り上げた足がコシールニーに当たり空振り。レフェリーの笛は鳴らなかった。

17分にディアビが下がりチェンバレンを投入していたアーセナルは、ハーフタイム前に同点弾を決める。42分、チェンバレンが右サイドから低いクロスを入れると、ニアで好調ジェルビーニョがコントロール。鋭い反転から右足で決めて、1ー1でハーフタイムを迎えた。

後半に入って53分、チェルシーが再びリードを奪う。中盤右からFKのチャンスを得ると、マタはGKとDFの間に落とすようなボールを供給。このボールにいち早く反応したコシールニーが足を伸ばすが、すねの当たりをかすめたボールは、そのままゴール左に吸い込まれた。

アーセナルは再び同点弾を目指すも、ラムジーのパスミスなどが目立ち、攻めきれない。59分には、左サイドからのクロスにポドルスキがヘディングで合わせたが、チェルシーGKチェフの好守に阻まれた。

追いかけるアーセナルは、残り25分を切ったところで、交代枠を使い切る。ポドルスキとラムジーを下げて、ジルーとウォルコットを送り込んだ。73分には、ジルーがペナルティーエリア左からシュートを狙うと、DFに当たったボールが枠内をとらえたが、反対に反応しかけたチェフが右腕一本で弾き出し、アーセナルの同点弾は決まらない。

アーセナルは、アディショナルタイムにジルーが抜け出してシュートを放ったが、これも枠外。結局同点弾を決めることはできず、試合終了の笛が鳴った。

5勝1分け無敗のチェルシーは、首位を維持。アーセナルは、今シーズンのプレミアリーグで初黒星となった。

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