
代表メンバーが語る『キング・カズ』の評価
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舞
2012年10月05日 04:38 visibility96
やはり”キング”は偉大だ。
『キング・カズ』こと三浦知良がフットサル日本代表のW杯候補メンバーに選ばれると、それまで一般的な注目度は限りなくゼロに近かったフットサル日本代表が、テレビのニュースやスポーツ新聞で頻繁に取り上げられるようになった。
さらに、代表合宿は平日に行なわれているにもかかわらず、カズ見たさに多くのファンが練習会場に集結。開始前には選手バスを待ち構え、終了後にはサインを求める大行列ができていた。どれもこれも、これまでの合宿では見たことのない光景だ。
改めて、その絶大な影響力を証明したカズだが、45歳の現役最年長選手のフットサル挑戦に、疑問を感じた人もいるのではないだろうか。同じ足を使う競技とはいえ、サッカーとフットサルは「似て非なるもの」と言われるように異なる点が多い。そんな世界にポッと入って、本当に活躍できるのか。
そもそもカズは、横浜FC(J2)所属のJリーガー。フットサルを本格的にプレイしたのは、今年1月のFリーグ参戦の1試合しかない(それも前日に1回練習しただけのぶっつけ本番だった)。フットサルの経験値は代表メンバーの中では最も低い。
人気、経験、カリスマ性……といった、ピッチ外の要素も絡んでくるため、単純に他の選手との比較はできないが、「フットサル選手としてのカズってどうなの?」というのは誰もが気になるところ。日本代表のチームメイトたちは、どう見ていたのだろうか。
名古屋オーシャンズの北原亘は、カズのフットサルへの順応の早さを絶賛する。
「一フットボール選手として、単純に素質というか、才能が素晴らしい。前回の合宿よりも今回の合宿、午前よりも午後のほうが、良くなってきているし、フットサル選手らしいプレイが増えている。このまま順調に行けば、問題ないと思います」
北原と同じ名古屋所属で代表チームのキャプテンでもある木暮賢一郎が目を奪われたのは、カズの正確なダイレクトパスだ。
「カズさんに限らず、サッカー選手とフットサルをする機会がある中で、いつも感じていたことでもあるけど、ダイレクトの精度はサッカー選手のほうが間違いなく高い。僕らが2タッチ、3タッチ必要なときでも、カズさんはダイレクトでプレイできる」
チーム最年少(20歳)で、5月のAFCフットサル選手権でMVPを受賞した若きエース、逸見 勝利ラファエル(名古屋)も、自分より25歳も年上の、45歳にして衰え知らずのカズの走力に驚かされていた。
「カズさんは、僕のお父さんと同じ年齢です。それで、あんなに走れるなんて、正直『スゲェーな』って思いますね。僕のお父さんはまったく動けないですから(笑)。それにカズさんは、シュートとトラップがうまいですし、ボレーシュートのタイミングもすごくいい」
カズのシュート技術の高さについては、日本の守護神である川原永光(名古屋)も同意する。
「実際にプレイしていても、シュートはうまいですよね。ゴール前での落ち着きは日本人にはないものがある。ただ、サッカーと違ってGKとの距離が近いので、シュート練習でも戸惑っている感じだった。それはカズさん自身が、これから詰めていくところだと思う」
代表レベルでプレイするのは初めてにもかかわらず、カズに対するチームメイトの評価は意外にも上々だった。それも社交辞令というよりは、カズの持っている基本技術の高さや、新たな環境に素早く順応する能力に、驚きと尊敬を抱くコメントが目立った。
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