
スティーブ・ジョブズさん死去
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こで
2011年10月06日 17:53 visibility58
アップルの会長
スティーブ・ジョブズさんが
おなくなりになったそうです。
56歳、というわかさです。
数年前に膵臓がんを患って以来、
いろいろと噂されて来ました。
「もうだめなんじゃないか」
「こんども倒れたらしい」
「次の発表は、別の人がするのでは」
そんな噂を払拭するかのように
発表では、いつものプレゼンテーションで
素晴らしい製品・サービスを発表していました。
個人的に印象深かったのは
ウィンドウズ95前後の時期。
アップルは、アップルで
まだ「ios」もなく
osと言えば「漢字トーク」、
ipod ,iphone,ipadなどではなく
ニュートンというPDAを売っていました。
その
前後が一番、苦しかったのかも。
でも、この時期は
「日本のファンが買い支えていた」時期でもありました。
全世界的にウィンドウズが、勢力を伸ばすなかで
マック製品は、デザインはいいけど、
ちょっと割高で、ソフトも少なめ、周辺機器も少なめ。
販売は苦境に陥りました。
でも日本のコアなファンは、ある意味で
頑固に、ファンを続けました。
その陰で、日本でのアップルのシェアは、
概ね5-10%を維持していました。
そうこうしているうちに、スティーブジョブズが
アップルに復帰し、
imac(5色)を売り出し
ibook(5色)を売り出し
アップルが息を吹き返し始めました。
その後も、mac book pro ,mac air ,mac cube ,と
デザイン性に優れた製品をだし、
ついにはitunesという音楽サービスまで
開始しました。
itunesは最初は、大手音楽会社が、
参加しなかった事もあり、
アナリストからは、懐疑的な声が上がりました。
しかし、数年もしないうちに、
販売曲数は1億曲を超え、
今では、どのレーベルも参加するほどの
インフラとして、大成功しています。
もちろん、デザインをすべて行った訳ではありません。
実際は優秀なスタッフが、作っていましたが
最終的なゴーサインは、いつもスティーブでした。
今や、アップルコンピュータを知らなくても
iphoneなどは、誰もが知っている時代になりました。
その先見の明には、驚かされます。
ジョブズと言えば
完璧主義や秘密主義、独裁的、プレゼンなどが
代名詞ですが
完璧さを求めて、企業の運命をかけた製品を
何年もスタッフに、やり直しを求め
開発させるのは、
今の日本企業のトップで
いるでしょうか。
アップルでは、それを平然と行っていました。
その分リスクをしょっているのはいつも
スティーブでした。
今日、そんな1人の天才の訃報を聞くと
何とも言えない気持ちになります。
今後も優秀なスタッフがクックCEOのもとで
素晴らしい製品を出していくでしょう。
でももう、そこには、
天才の姿がないのが、残念でなりません。
心よりご冥福をお祈りします。
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- 事務局に通報しました。
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