
最期の会話
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わらぢto(巨大)浮き輪
2009年01月30日 07:47 visibility47
お久しぶりです。
1月10日オレスクとドスパラ以外にもう1箇所立ち寄った
のがばーちゃんが入院していた病院。
正月に実家で俺の「顔を見てない」っておばあちゃんが言ってたわよ。
なんて言われて「見せて安心して死なれたらシャレにならないw」
なんて親と会話していた事がまさか現実に起こるとは…。
前回の日記の順番から言うと辻褄があわないのですが
最初にリハビリの後に最初に立ち寄ったのがドスパラ。
そして病院→オレスク→氷川だんごの順番。
とりあえず自転車だし折角近くに来たのだから(と言うほど遠くもない)
見舞いに行ってみると、その日はだいぶ調子が良かったのか
すぐに俺の事もわかり
こっちに来て座れとのこと。
そうしているうちに
「手を握って」
と言われ手を握り頭をさすりながらの会話。
ばーちゃん(以下「ば」)「随分と久しぶりだねぇ」
俺「いやいやもう何回も来てるから」
ば「そうなのかい?」
俺「寝てる時もあったし判ってもらえない事もあったよw」
ば「それは悪かったねぇ…ごめんねぇ。」
俺「別にいいよ」
ば「元気にしてるかい?」
俺「ぼちぼちねぇ」
ば「お店がんばってる?」
俺「それもぼちぼちかなw」
ば「しっかりしなきゃダメだよ」
俺「うん」
俺「今日は調子よさそうじゃない?」
ば「そんなことない、もう早く死にたい」
俺「それはダメでしょ。みんな順番なんだし
死にたくて死ねる人は居ないんだから。もう少し頑張らないと。」
ば「そうだねぇ」
ば「昼間は眠くてねぇ…」
俺「ちゃんと夜寝ないからでしょ…夜寝て昼間起きてないと。」
ば「………」
俺「眠くなったの?」
ば「………(言葉はなく頷く)」
俺「んじゃ俺はそろそろ帰るね。また来るからね!」
ば「………(頷く)」
俺「じゃぁね!」
ば「ありがとうね。お店頑張るんだよ。」
入れ歯もなく喋りづらそうだったばーちゃんとの会話。
それから約12時間後(午前4時40分ぐらい)
仕事中に母親から電話。
もう電話が来る時点で何かあったとしか思えない…
母「さっきおばーちゃん亡くなったから…」
俺「そっか、やっと楽になれたんだね。
まだ店やってるし昼ぐらいにそっちに行くよ」
母「そうしてあげて。」
俺「うん。」
まだ老人ホームに居る頃にばーちゃんに言われた言葉
「ばーちゃんが死んでも悲しむんじゃないよ。」
「楽になれて嬉しい事なんだから。」
周りの友人やら知り合いが亡くなって行って
自分も早く逝きたいと言っていたばーちゃん。
そう言われてたから平気だったのかな。
覚悟を決める時間もあったし。
というか平気にしてなきゃって思えたから。
色々な都合上、通夜と葬儀はその1週間後
普通に仕事して寝てなかったから眠かったけど
週末だったし休んだらイケナイって。
それがばーちゃんの望んだことだから。
不思議な事に涙を流す事もなく見送る事ができた。
「よかったね。お疲れ様」
なんて思いながら。
文字にすると泣いてしまいそうで中々書けなかった日記。
やっと書けたけどやっぱり初めて涙を流してしまった…
ごめん。
大正2年から平成21までお疲れ様。
そしてさよなら!
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- 事務局に通報しました。
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