8/15KSレヒア・グダニスク1-1MKSツラツォビア・クラクフ

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    2011年08月17日 10:46 visibility386
UEFA EURO 2012本大会開催に向けた準備が着々と進む中、新設のグダニスク市営スタジアムで初の公式戦が開催され、ホームのKSレヒア・グダニスクがMKSツラツォビア・クラクフと1-1で引き分けた。

14日、新設されたグダニスク市営スタジアムで初の公式試合が開催され、UEFA EURO 2012本大会開催に向けたポーランド側の準備がまた一歩前進した。KSレヒア・グダニスクがMKSツラツォビア・クラクフを迎え撃ったポーランド1部リーグの試合は、引き分けに終わっている。

新スタジアムでの初戦には合計3万4444人の観衆が詰めかけた。来年の夏にポーランドとウクライナで開催されるUEFA欧州選手権では、このスタジアムでグループステージ3試合と準々決勝1試合が行われる予定だ。グダニスクの市長、パベウ・アダモビッツ氏は試合前、グダニスク支援委員会の副委員長、ズビグニエフ・ツァノビエツキ氏と共に2枚の記念プレートの除幕式を行い、「本日、グダニスクのサッカーは新たな段階に入る」と宣言した。

「このスタジアムが生まれたのは、すべてのグダニスク市民の協力の賜物だ。建設費用は市民が拠出しているので、全市民にスタジアムの共同オーナーだと感じてもらいたい。また、ポーランド政府の建設資金支援について、ドナルド・トゥスク首相にも感謝の意を伝えたい」

UEFA EURO 2012開催のために建設されたグダニスク市民スタジアムは、ドイツ・ゲルセンキルヘンのアレナ・アウフシャルケやハノーファー96のホームスタジアムを手がけた建築家が設計を担当した。グダニスクのレトニツァ地区に生まれた新スタジアムは、旧市街、著名な造船所、空港を結んだ三角地帯に位置。曲線が特徴的な外観はバルト海沿岸で昔から採取されてきた特産物の琥珀を模した1万8000枚のパネルで覆われている。

グダニスク大司教のスラボイ・レシェック・グオジ氏が新スタジアムに祝福を授けた後は、サッカーが主役となり、キックオフ前にはレヒアのマチエイ・トゥルノビエツキ会長が以下のように選手を激励した。「ポーランド北部に住む人たちの多くにとって、レヒアは特別なチームだ。そして今日、このスタジアムを得たことでさらに誇りを持つことができる。今日から、グダニスクの街もレヒアというクラブもこれまでとは様変わりする。どうか自分の家のようにくつろいでほしい。君たちのホームスタジアムなのだから」

この言葉を深く心に刻んだレヒアは、試合開始から猛攻を見せ、FWフレッド・ベンソンが25分に得点。新スタジアムでの初ゴールという名誉を手に入れた。しかし敵地に乗り込んだツラツォビアもお祝いの輪に加わりたかったようで、後半中ごろにアレクセイス・ビシュニャコフスのゴールでドローに持ち込んだ。

「このスタジアムの試合チケットすべてを売り切れにするのがわれわれの夢だ」と語るアダモビッツ市長は、スタジアムを音楽コンサートや公式会議、見本市などの他のイベントにも利用する計画も立案中だ。スタジアムには周囲を取り囲むローラースケート用のトラックも付設されており、バルト海沿岸をめぐるサイクリングロードと接続している。



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