8/13ポーランドとウクライナの最新状況

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    2011年08月17日 10:40 visibility165
UEFA EURO 2012本大会開幕まで300日という節目を祝う間もなく、
ウクライナだけでも50万人以上が動員され、開催に向けた準備を進めている。
会場ポーランド:13日にはポーランドで、(少なくともあと数週間は)最新のサッカー場となるグダニスク市営スタジアムが初披露される。こけら落としは、KSレヒア・グダニスクがMKSツラツォビア・クラクフを迎え撃つポーランド1部リーグの試合となった。ワルシャワとウロツワフの会場建設は現在最終工程に入っており、数カ月以内に完成の予定。ポズナニ市営スタジアムは改修を完了し、2010年9月にオープンしている。
ウクライナ:クモを思わせる形のハリコフのメタリスト・スタディオンと、非常にモダンな建造物であるドンバス・アレナは、2009年後半にオープン。リビウの新スタジアムは、UEFA EURO 2008(TM)の開催都市のひとつ、クラーゲンフルトに建設されたスタジアムを模しているが、
11月15日に当地で予定されている建設行程の75%を完了し、ウクライナ対オーストリアの国際親善試合には間に合う見込みだ。その4日前の11月11日にはUEFA EURO 2012決勝の地、キエフのオリンピック・スタジアムでウクライナ代表がドイツと対戦する。こちらのスタジアムの改修作業も最終段階に入り、現在はスタジアムを覆う膜状の屋根と座席の設営が行われている。
インフラ
ポーランド:
移動時間短縮のため、鉄道網は大幅な改修を実施中 また、ポズナニ、ワルシャワ、ウロツワフの主要駅は大規模な改装を行っている。ワルシャワ市内と空港を結ぶエアポート・シャトルも運行開始が間近に迫り、ポズナニでも空港と市街地を結ぶ主要道路が増強された。ウロツワフ市内を取り囲む新しい環状道路の建設も最終段階に入っている。
ウクライナ:4つの開催都市に隣接する空港は大規模改修の最中にあり、近代的なターミナルの建設や滑走路の延長工事が行われている。さらにドネツクとハリコフでは管制塔も新設され、一方はすでに稼働しており、他方も2011年内の運用開始を予定している.

国内全土で道路の改修も進んでいるほか、キエフでは渋滞解消のため、

市内を流れるドニエプル川をまたぐ橋が複数新設された。

ポーランドとウクライナがUEFA EURO 2012の共同開催地に決まった2007年4月以来、

キエフではホテルにも多額の資金が投じられている。

代表チーム

 ポーランド:フランチシェク・スムダ監督率いるポーランド代表は調子の波のある読めないチームだが、国際親善試合の実績を見る限り希望は持てる。この1年、ポーランドはコートジボワール(3-1)、
ギリシャとは0-0で引き分け、リトアニアに0-2で敗れている。こうしたムラのある結果は、若いチームが陥りがちな罠と言えるかもしれない。ノルウェー(1-0)、アルゼンチン(2-1)に勝利したが、それでも共にボルシア・ドルトムントに所属するロベルト・レバンドフスキ、25歳で主将を務めるヤクブ・ブワシュチコフスキといった才能ある選手を擁しており、未来は明るいはずだ。
ウクライナ:2006年FIFAワールドカップでウクライナを準々決勝進出に導いたオレフ・ブロヒン監督が4月から再び代表チームの指揮を執っているが、当初は好調だったものの、その後はフランス(1-4)、スウェーデン(0-1)に敗れ、苦戦が続いている。それでもブロヒン監督は「新しい方向性は見えている」と自信を崩さない。9月2日にはコパ・アメリカを制したウルグアイとの親善試合を控えており、

ここで今後の見通しが明らかになるだろう。

ボランティアボクシング・ヘビー級世界チャンピオンのビタリー・クリチコとボランティア・プログラム大使を務める元ポーランド代表GKイエジ・デュデクの両氏の支援を得て、6月半ばにボランティア応募プログラムが始まった。開始イベントではクリチコ氏が「活動に加わろう」と呼びかけたが、この思慮深いメッセージに心打たれたのか、それとも202センチという巨体に圧倒されたのかはわからないが、応募状況は順調だ。ボランティアへの応募は9月30日まで、UEFA.com内のポータルサイトで受け付けている。


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