各会場を建設した作業員、親善試合で汗を流す
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2011年10月18日 09:09 visibility125
ポーランドとウクライナでUEFA EURO 2012に向けたスタジアム建設に汗を流した建設作業員が15日、グダニスクに集結し、サッカーの親善試合を行った。大会にはかつてアシスタントコーチとしてポーランド代表を支えたアンジュレイ・ストレイラウ氏も監督役として出席し、作業員たちに敬意を表した。
ストレイラウ氏が率いたポーランド側のスタジアム建設作業員チームは、新設されたばかりのアレナ・グダニスクでの第1戦で0-1と惜しくも敗れた。驚くほどの好ゲームとなったこの試合では、ポーランド側、ウクライナ側双方に胸を張れる要素が満載だったと、71歳のストレイラウ氏は振り返る。「スタジアム建設に力を尽くしたあらゆる人々に感謝の意を示すために、この大会に参加しようと思った。このグダニスクを含め、これだけ美しいスタジアムが建設されたのも、すべて尽力してくださったみなさんのおかげだ」
実際、UEFA EURO 2012の会場の中でも最も北に位置するグダニスク・アレナは、バルト海沿岸で昔から採取されてきた特産物の琥珀を模した1万8000枚のパネルに覆われており、その曲線的な外観も相まって、8月のオープン以降、多くの称賛を得ている。FCディナモ・キエフの元キャプテンで15日の大会ではウクライナ側のチームを率いたスタニスワフ・コチュビンスキ氏も、すっかりこのスタジアムに魅了されていた。
「これほどのスタジアムが短い期間で完成したことに、とりわけ大きな感銘を受けた」 とコチュビンスキ氏は語った。「EURO 2012に向けて、スタジアムや道路、橋、ホテルなどが続々と建設され、両国にまたとない恩恵をもたらしている。このような美しいスタジアムの建設に貢献してくれた人たちに感謝と敬意を示したい。特に実際に建設に携わった作業員のみなさんは、自らの手でスタジアムを作ったわけだからね」
同様の称賛の気持ちから、元ポーランド代表監督のイエジ・エンゲル、アントニ・ピエフニチェクの両氏やスポーツ・コメンテーターのダリウシュ・シュパコフスキ氏などがアレナ・グダニスクに集まった。ピッチ上の試合ではウクライナが辛勝したが、来年4月にキエフのUEFA EURO 2012本大会決勝会場で開催される第2戦に向け、予断を許さない展開となった。
グダニスクの市長、パベウ・アダモビッツ氏も「本大会前に共催国の人たちが集う、このようなイベントが開かれることは有意義だ。共催2カ国の間に良い関係を築くことも、大会の大きな目的だ」と語った。
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