EURO観戦チケットのデザインが発表

UEFA EURO 2012の観戦チケットのデザインが、

キエフとワルシャワで開かれた発表会でお披露目された。

ポーランド・ウクライナ共催大会の開幕が46日後に迫る中、

観戦チケットのデザインが決勝の舞台となるキエフのオリンピック・スタジアムと、

6月8日の開幕戦の会場となるワルシャワ国立スタジアムで発表された。

キエフでは、UEFA運営ディレクターのマーティン・カレン氏、

ウクライナのUEFA EURO 2012大会ディレクターのマルキヤン・ルブキフスキー氏、

ウクライナ・サッカー協会（FFU）のグリゴリー・スルキス会長、

そして絵画コンテストで優勝した少女、ダリンカ・コフトゥンさんがチケットを発表した。

「チケットのレプリカをこの少女に贈呈できてとてもうれしい」とスルキス氏は、

コンテスト優勝賞品をコフトゥンさんに手渡す前にこのように語った。

「子供たちが、UEFA EURO 2012開催というこの大きな機会を生かすものと信じている」

「自己改善のために新しい機会を創出したすべての人々に、

次世代が感謝してくれるように願っている。ダリンカやその他大勢の子供たちにとって、

このチケットはより良い未来を可能にするものの象徴になると確信している」

チケットの表面には大きな花が描かれ、その葉の部分に試合会場と

対戦チームの国旗がデザインされている。試合番号はつぼみの部分に描かれ、

座席詳細も表面に印刷される。裏面にはスタジアムへのアクセス方法が記載され、

セキュリティーストリップが組み込まれている。

「ウクライナではチケットがすでに出回っているという話が出ているが、これは事実ではない」

と、ルブキフスキー氏は説明した。「今デザインが完成したところだ。

ファンが実際のチケットを書留郵便で受け取るのは、大会開幕の3、4週間前になる。

チケットには数レベルの保護が付加されており、偽造はほぼ不可能だ」

ポーランドのUEFA EURO 2012親善大使、

ズビグニェフ・ボニエク氏とアンジェイ・シャルマフ氏は、

ポーランドの絵画コンテスト優勝者であるマルタさんとウカシュさんと

共にポーランド側の発表会に出席した。

2人には、商品としてポーランドとギリシャが戦う開幕戦のチケットが贈呈された。

「この大会に参加できて本当にうれしい」と、マルタさんはコメント。

「優勝できるなんて想像もできなかったけど、本当に特別な賞品ね」

ポーランドで行われる試合のチケットは売り切れたが、

カレン氏は、ウクライナで行われる試合に興味があるファンには

最後のチケット購入のチャンスが来月にあると語った。

「95%以上のチケットは売れた」とカレン氏は説明した。

「約5万枚のチケットが、5月の頭から販売される。これは、大会に参加する加盟国で売れ残った分だ」