J2 第19節 清水エスパルスvsジェフユナイテッド千葉@IAIスタジアム日本平
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sweet
2016年06月20日 19:47 visibility535
大学サッカーのアミノバイタルカップの日程も発表され、JFLの後期も始まり、今年も、あぁもうそんな季節。
J1は今週末にファーストステージ最終節。
優勝のチャンスが残されたチーム以外は
シーズン最終節の11月3日の試合終了時に、自分たちがどの位置に立つことが出来るか、セカンドステージに意識が向いているかも。
ここにきて3連勝を遂げてとても良い雰囲気のなかにいる湘南も、順位はまだ降格圏の16位。
勝ち点がそう離れているわけでなく団子状態であるとはいえ、キリリと気を引き締めていなくてはならないことに変わりなし。
さて、昨日観に行ってきたJ2の清水と千葉の試合。
どちらのチームも今季の目標はたったひとつ。J1復帰!!
Jリーグ開幕年からJリーグに参戦していた「オリジナル10」である、清水と千葉の対戦をJ2で観ることになるとは思っていなかった。
昨日は日曜ナイトゲームで雨だったとはいえ、入場者数は8730人。
しかし1万人に満たないその観客の数とは対照的に、両チームのサポーターの応援はJ1の試合会場と変わらぬ熱さ
かつての清水の名将、アルディレスさんとペリマンさんが訪れ、当時のような清水エスパルスを見せたかった清水
前半キックオフ!
試合が動いたのは前半17分
白崎選手が相手のファウルを誘いFKを獲得
これを鄭大世選手が決めて清水先制!!
ここまで8試合連続負けなし、この日も勝ち点1差の清水に食らい付いていかなければならなかった千葉は
先制点を許した3分後の前半20分、町田選手が粘って繋いだボールをオナイウ阿道選手がドリブルで前に運び、ボックスの外から左足でシュート!!
これが決まって
同点に。
ここから両チームどんどんゴールが生まれる雰囲気があったものの、得点には至らず1ー1のままハーフタイムに。
後半キックオフ!
千葉は、スタメンの船さま(船山貴之選手)は言うまでもなく(笑)
ドゥーくん(近藤選手)、也真人くん(町田選手)、長澤くん、かつて清水にいた山本真希くん、
控えメンバーにも
比嘉選手や
GK藤嶋選手
(比嘉選手の肩を揉んでいる・笑)
栃木SC時代から応援している大久保裕樹選手など、
大学サッカーやかつて応援していたチームなど、先発組も含めて個人的にミーハー心躍るラインナップ。
ーーー
後半開始から試合の主導権を清水に握られていた千葉は14分、真希選手を下げて富澤選手を投入
清水が
後半19分に金子選手から北川選手に交代すると
千葉もそのあとの23分に町田選手から井出選手へ
ーーー
勝つために。
次々にカードを切る両チーム
試合内容も攻守が慌ただしく入れ替わり、両立の立場で観ているとただただ楽しいのだけど、
両チームの関係者の心境を思うと…。
こちらはアップを切り上げてまで、交代した町田選手のもとへ労いの握手をしに出張し&帰ってきたときの藤嶋選手。
千葉のGK陣、すごく爽やかな振る舞いだったというか、
試合前にアップを切り上げるときにはゴール裏サポーターとメインスタンドのサポーター両方に拍手を送り
同じくアップを切り上げてピッチを出るときに、ピッチに深々&ゆっくりと一礼してから出ていくなど、
儀式とも言えるようなそうしたGKの振る舞いを見た千葉サポーターの子供たちが、自分の試合でピッチに立つことになったとき、きっと彼らの振る舞いを真似するだろうなと。
ーーー
後半27分
枝村選手から村田選手に交代した清水
前節横浜FC戦と同じ展開なるか!?
しかし、しっかりと村田選手のストロングポイントをスカウティングしてきていた千葉は、簡単には清水に追加点を与えず。
ーーー
後半42分
六平選手から竹内選手と交代した清水に続いて
そのあと千葉も
長澤選手に代えて菅嶋選手
アディショナルタイムは3分
ベンチメンバー全員が立ち上がっていた千葉。
そしてビッグチャンスが巡ってきたのも千葉。
オナイウ選手が抜け出してGK杉山力選手とほぼ1vs1!
しかしこれを杉山選手がブロックし、DFもナイスカバーリングでピンチを回避した清水
試合終盤、溢れたボールがボックス付近で千葉の選手に渡りそうな、千葉の決定的なチャンス場面で、そのこぼれ球が佐藤主審の足に渡り、清水サイドに流れていってしまった場面や、
また千葉のラストチャンスかと思えたところでちょうど試合終了の笛があったことなどから
整列挨拶の直後には千葉サポーターサイドからレフェリーに対する大ブーイング
などという一幕はあったものの
試合終了の瞬間の両チームの選手の姿が語っていたように
J1復帰に向けて、どちらもその座を譲らないといった意思を感じられた、最後までとても見応えのあった試合内容。
お互いのチームから感じられたのは、下のリーグとは思えない高い技術力を持った選手たちがいて、また、守備における集中力もJ1に匹敵しているということ。
でも、厳しい目で見て思ったことは、その全体のチーム力という部分で、J1のレベルはもっともっと上にあるということ。
試合終盤、オナイウ選手が相手ボールを追わなかった場面で
千葉サポーターさんから「追えよ!」という怒号が飛び交っていたように
J1であれば、ああした場面で必ず攻撃陣がチェイスしているもの。
落ちても上がってくるチームと、
なかなか復帰に苦戦しているチームとを分ける最も大きな差が、こうした小さな差の積み重ね。
サポーターに言われなくても、監督に指示をされなくても、局面局面で何をすべきか
チームのスタイルとして攻撃陣の身に染み付いてくれば、千葉の順位は上がっていくはず。
ーーー
3連勝を逃し、勝ち点1しか上積み出来なかった清水。
決して悪い内容ではなく、あと足りないのは「決弾力」
いまだ、その精度にはかなり改善の余地があると思うものの、
ポジション問わず、チャンスがあればどこからもシュートを撃つその姿勢そのものが、素晴らしい。
とにかく開幕時は、パスでこねくりまわしたり、バックパスに逃げてばかりだったことを振り返ると、本当に良くなってきたなと。
諦めたらそこで終わり。
「どんなときも上を向いて、前を向いて」は、栃木SC時代に大久保裕樹選手が語ってくれた言葉だけども
昨日熱い戦いを見せてくれた2つのチームにはその言葉を送りたいと思う。
今年も父の日のプレゼントはサンクトガーレンさんの湘南ビール!!
バカボンTシャツはエスパルスとのコラボ
欲しいのは
「ゴールなのだ」
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