J2 第13節 ロアッソ熊本vs湘南ベルマーレ@えがおスタジアム

熊本に来られてよかった！

そう思えるのは勝ったからかな？


それもある。

でもそれだけじゃないのも絶対。

まだまだこれから試合がたくさんあるし、行くのを諦めなきゃいけない試合もあるかもだけど、


熊本だけは何があってもぜったいに行くって前から決めてた。


地震があって、大変な思いをした熊本にすこしでも観光でお金を落とせたらな

なんて思いで来てみたのに

どっちが励まされているのかわからなくなるくらい、熊本の方たちのあたたかさが半端ない。


地震が起きたあの日から、初めて訪れた今日の熊本。

こっちの熊本の方々のやさしさ、あたたかさ、ほんと、なんにも変わってなかった。

熊本の人が変わってなかった、元気だった、それが分かっただけでも今日熊本に来ることができてほんとうによかったとおもう。


熊本に来たひとはたぶんみんな感じるとおもうけど、熊本の人のあたたかさは、ほんとうに真心に溢れてる。


今日街でお世話になった熊本のみなさんや、
今日スタジアムでお世話になったロアッソ熊本に関わるすべてのみなさん
ありがとう



試合が終わってからもみんなとわいわいしていたら


熊本のゴール裏サポーターさんたちから突然湘南ベルマーレに対してエール。

突然の素敵すぎるサプライズに涙が出た。


あとで知ったのは、湘南のコールリーダーくんが熊本のみなさんに向けてのメッセージ幕をこの日のために用意してくれていて&湘南応援席最前列に貼っていてくれていたということ

それに対して
ロアッソ熊本サポーターさんがあんな風に熱いコールを送ってくれたんだということ。

感動した。

そして湘南側からも
がんばれ熊本コール


お互いが愛してやまない、応援しているチーム･選手たちの熱い熱い戦い、清らかな戦いが終わったばかりのピッチを挟んだこっち岸とあっち岸とで

湘南サポーターと熊本サポーターさんとが遠くから手を振りあって、拍手しあって いて。



もちろんサッカーの試合の応援に来てるから、試合がいちばんなんだけど

試合だけじゃない、サッカーだけじゃない、試合を介してその奥に

人が人をRESPECTする気持ち、人が人を愛する気持ちが存在してるんだってことに気づいた今日だった気がする。


・・・
試合の方はといえば、ここ最近の試合とはちがう急激な暑さもあってか

湘南の前半は、前節のあの苦すぎる町田戦の前半の思い出がぶり返してくるような流れで、はるばる熊本まできた湘南サポーターのみんなが苦行に耐える修行僧状態。


前半終了間際に秋元選手が片手一本で防いでくれたシーンなんかもあって、あれが決められていたらかなりまずい試合になっていたんじゃないかなと今は思う。


逆に、熊本さんサイドはやることが明確で、狙ったことも狙った通り出来ていた感


特に熊本の39番の選手がすごくよくて

帰りに売店でその選手のボールペンを記念に購入して帰ってきたくらい。


売店のお姉さんが、その選手はロアッソユース出身で、地元もこの近辺の益城町なんですよって教えてくれた。



益城町は、震災の被害も大きかった場所だよね。


それと関係ないかもしれないけど39番くんからでてるサッカー熱？プレーに対する熱もすごく感じた。
   

後半に入って、すこし持ちこたえたかなと思った湘南だったけど

やっぱり厳しかった。

パスミスも多かったりして、応援席から怒号も飛んでたけど
叫びたくなる気持ちも理解できる感じ(汗)


野田選手が途中出場の初出場でおもしろい動きを見せてくれたのや、

秋野選手のパスが活きてきていたのは収穫！


ただそれでもなかなかネットを揺らせず、

タイムアップの時間が刻々と迫っていたあの時間帯の焦り具合は今季一だったかな。


・・・
そんななかで、ペナルティエリアに侵入した俊ちゃんが相手のファウルを誘ってPKを獲得!


これをジネイがしっかりと決めて、決勝点となり湘南の勝利。

PKかどうだったか微妙だったのは確かだったけど、主審の清水さんがPKと判断したからPK


湘南も過去これまで何度だって
逆の立場に立たされたことがあったけど、そのPK判定が覆ったことが一度もなかったのと同じこと


ただ、野田選手の決定機だったのにも関わらず、アドバンテージを取らずに、湘南のほかのメンバーが受けたファールで笛を吹いて試合を止めてしまったり


ペナルティエリア内でのハンドを見逃してしまっていたり

審判さんの今日の判断がすべて正解ではなかったのは確か。


とにかく前節から1週間あったとはいえ連戦の疲労が抜けきっていなかったと思う選手たちが
(少なくとも自分はふくらぎの痛み以外はこの1週間ではまったくリカバリーできず、疲れたまま熊本入りすることになってたくらいだったしね･汗)


蹴れども蹴れども
いつものようにはうまく味方に繋ぐことが出来ず、

それでも最後の最後まで試合を捨てず、あきらめず、ペナルティエリアに向かい、アクションを起こしたことで得られたあのPKは、

これまでがんばってきた俊ちゃんやチームメイトへのサッカーの神様からのプレゼントだとおもう。


とにかく、今日現地にきてた湘南サポーターのみんなも、

勝つために、チームを勝たせるために熊本まで応援に来てたとおもう。

(瀬沼さんがスタッフに聞いてくださったところ、今日は湘南サポーター290人集まったみたい)

そんな仲間にとって、今日の試合を分けて終わるのと勝って終わるのとではぜんぜんちがったっていうのは今日現地にいてすごく感じた。


試合後や帰り道や帰りのシャトルバスでのみんなのあの笑顔が何よりの証拠


酷い内容であっても、勝ち点3を拾うこと。

そうして勝ち点を拾いながら、内容もその結果に見合うものに成長させていく、

爆発的なチームが居ない今季のJ2においては、そうした闘い方も大事になるような気がする。


順位的には今夜湘南が首位になったみたいだけど、なんでこれで首位にいられるのかって

たぶん対戦したチームみんな思っているだろうし(笑)、何より自分たちがそれをいちばん感じているのが今の湘南。

今日も、今年のJ2をたたかう厳しさを熊本さんに見せ付けられたばかり。



今夜は、数年前に栃木SCサポ女子のみんなと試合後に集結した懐かしい思い出のお店「一球」さん(野球がテーマのお店・笑)で馬刺をいただいてきた。


明日はこのままゆっくり  熊本を観光してから静岡に帰ろうとおもう。


またすぐ水曜にはホームでアビスパ福岡さんと

日曜にはアウェイで松本山雅さんと

連戦になるけど


勝つことにこだわって
勝つために、気持ちをいれてスタジアムに向かいたい。