落ち武者からの這い上がり、高陽ワンダーズ

  • ジョン
    2014年06月16日 05:57 visibility707

おはようございます。生活時間が完全に狂ってしまっています。

本来なら6月1日分の動画集を掲載するのが先なのでしょうが、手間と時間をかけすぎてしまい、本当なら土曜に全て完了させてしまおうと思っていたところ、もう月曜日になってしまっているので、少々気になっていることを挟ませていただこうかと思ってます。

タイトルにも書きましたが、高陽(コヤン)ワンダーズの話題です。
このチームの存在を私自身が初めて知ったのは、昨年末に辻内が特集された「クビを宣告された男達」の中で同じく特集されていた元横浜の安斉雄虎投手が韓国の独立リーグからオファーを受けた…というシーンからでした。結局、安斉投手はこのオファーを蹴ったということで、「レベルがかなり低く、研鑽する場としては相応しくない」という認識をしていました。

それから半年後、というよりかは、ほんの2時間ほど前でしょうか。
横浜の過去に在籍した外国人投手を見ていた時のことです。「ルイス・ゴンザレス」という名前の投手がいたので、巨人ファンとしては興味を持たざるをえなくなりまして(お薬のルイス・ゴンザレス)、クリックしてみたところ、2011年シーズン途中に横浜にテスト入団し、同年末に戦力外通告された冴えない投手だったとのこと。
基本的に僕自身、外国人が大好きなので(CさんやMさんに突っかかられる前に予め断っておきますが、別に洋モノとか言っているわけではありません)、他球団の外国人事情も結構知っているつもりでしたが、この投手は全く知りませんでした。
退団後も兄弟エレファンツや四国ILの高知を転々とし、昨年からこの高陽ワンダーズに入ったということで、「やっぱり冴えないんじゃん」と、非常に失礼なことを思ってしまいました。
ただ、球団の存在意義等々、色々と興味を持ちましたので、まずはWikipediaに直行。
欲した情報は大して得られず、とりあえず主な在籍選手というところを見てみたところ…

































ジョナサン・アルバラデホ…

ヤンクス3Aでクローザーを務めていたような選手がこんなところにいていいのか、と思いながら情報を漁っていると、
「韓国リーグ、メジャーリーグを見据え、スキルアップを目指す場所には最適だ」
といって、マイナーリーグの招待選手を蹴って、入団を決めたそうな。
ただ、公式サイトを見てみてもアルバラデホの写真はなく、おそらく退団してしまったのでしょう。その代わりなのかはわかりませんが、つい1週間前に元中日のマキシモ・ネルソンが入団し、他にも、広島に数年在籍していたディオーニ・ソリアーノだとか、申成鉉だとかがおり、見たところは落ち武者の受け皿だなというように感じてしまいました。

韓国版フューチャーズとも言うべきでしょうか、多くの選手に機会が与えられるという点では素晴らしいことだとは思いますが、果たしてこのチームがNPBなりKBOなりMLBなり、上のレベルのリーグに通用する選手を供給できるのかは謎です。
KBOの二軍のチームとの試合を主に行っている単一球団で、理念は「プロを目指す若者に機会を与える」ということみたいですが、果たして選手を高いレベルに持っていくには十分な場といえるのでしょうか。
大きな疑問符はつくものの、スポンサーの支援もあり、月給100万ウォン(約10万円)、専用の練習場があり、食事や宿舎、用具や練習着なども提供されているようですし、日本人コーチがいたり、韓国で名将と謳われ、ロッテでのコーチ経験もある金星根監督が率いている、というのですから、多くのノウハウを得られることは間違いないでしょうし、這い上がってくる選手が出てきてもおかしくない環境であると少なくとも私は思いました。
今後の動向に注目したいと思っています。

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