井川・日本での最後の登板?/日米野球やはり人選に無理あり・・・
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隊長53
2006年11月08日 00:50 visibility742
2006年11月7日(火)日米野球第4戦 京セラドーム大阪
(敬称略)
広島黒田が残留表明をしたことで、
井川のメジャー行きも待ったがかかるかもしれませんが、
おそらく日本での最後の登板になるのではと思います。
強制的に残留させてモチベーションが低いままで来期を迎えても
戦力にはならないでしょうから、
若手に200イニングを譲っていただくこととしましょう。
さて、そんな井川投手ですが、初回からピリっとしません。
ストライクが全く入らず。
シーズン中ならイライラの状況ですが、
日米野球なので余裕で見ていられる。
結局、6イニングで2失点。
これだけ見ると可も無く不可も無くといった感じ。
ただ、メジャーに通用するかどうかとなると疑問視せざるを得ません。
2点目を
サードのライトにレフトへホームランを打たれるわけですが、
これがダメな時の井川の典型。
外角のチェンジアップをライト選手(※1)に軽々とホームランされる。
私の目には、力のない120kmのストレートに見えました。
切れがないチェンジアップは単なる打ち頃の球でしかないので、
メジャーリーガーなら軽々スタンドに運べるでしょう。
残念ならメジャーでもこういう場面に何度も遭遇することになるのでは?
と思ってしまいました。
※1 Dライト(メッツ)内野手 23歳
今シーズン.311 26本 116打点
同じNYの三塁手として球界最高年俸のAロドリゲス(ヤンキース)と
比較されるほとに急成長した選手
一方、二冠王ハワード(※2)を三振に取ったときは、
別の顔の井川くんが登場。
同じチェンジアップでも内角ギリギリを見事に突き、
空振りの三振に仕留めました。
これだけ見てると通用しそうだが・・・
※2 Rハワード(フィリーズ)内野手 26歳
今シーズン.313 58本 149打点
今年の日米野球の超目玉。本塁打・打点の二冠王。
メジャーの先発は、Cヤング(※3)。
とにかくデカイ!何と208cm!
角度のある球をボンボン放られるものだから、
日本のバッターは全く打てず。
ただ、そんな中、藤本選手がレフトへきれいに流し打ちで
ヒットを放ったのはスッキリしました。
来シーズンも、こういうヒットを期待してますよ!
※3 Cヤング(パドレス)投手 27歳
今シーズン 11勝5敗 防御率3.46
身長208cmの長身投手。
試合は、6回裏に日本が2点を返し同点に。
尚も2アウト1−3塁の追加点のチャンスの場面で、
メジャーは投手交代。
ヤンキースのマイヤーズ(※4)が登場。
めずらしい左のアンダスロー。
アンダスローと言えば日本の専売特許みたいなもんだが、
メジャーにもこんなアンダスローの選手がいたんだ。
日本も代打の切り札、広島新井が登場。
しかし、右打者の新井を難なくレフトフライに抑えるマイヤーズ。
さらに次の回も右の代打攻勢、高須、里崎も軽く料理。
最後は左バッターの大村の外角いっぱいホームベースの角ギリギリをかすめる
スライダー(?)で見逃し三振。圧巻でした。
※4 Mマイヤーズ(ヤンキース)投手 37歳
今シーズン 1勝2敗 防御率3.23
左打者とのワンポイントでの出番が多い。
地面すれすれから投げる左腕アンダスロー投手。
そして、迎えた8回表。
ピッチャーは7回から登板の楽天福盛。
7回は無難に抑えたが
この回ハワードに右中間へ特大ホームラン。
さすがメジャー二冠王。
井川には苦戦したが、二線級のピッチャーならあっさりHR。
このHRでショックを受けたのか、その後、
福盛は連続四球、タイムリー、押し出しなど散々。
場内は早く代えてくれーという悲鳴が続く。
この日米野球、辞退者続出で出る人がいないから
結局、監督のチームから選手を無理やり選択することになる。
ダントツ最下位の球団から4名も出てること自体異常だ。
メジャーの選手にも失礼であろう。
せっかく井川が何とか作ったゲームを福盛一人でぶち壊してしまった。
さらにひどいことにその福盛投手を交代できない台所事情。
恐らく、最終回は楽天小倉(或いは広島永川)が予定されており、
8回はどうしても福盛投手に投げ切ってもらわねば困るという状況だったと思う。
結局どしようもなくなって
1試合目に先発し登板予定がなかった巨人内海が登場。
「何でなかなか投手交代せーへんかったん?」
「野村監督電話しててん」
「誰に?」
「原監督に」
「何で?」
「『すんまへんけど、内海くん使わしてもらいますわぁ』って許可もらっててん」
と冗談か本気か分からんような会話を子供とする始末。。。
しかし、まともに投げさせる投手がいないなんて・・・日米野球も終わりやな
実は、今回のゲームはタダ券だったが、結構期待しての観戦でした。
もっとガラガラかなぁと思ってたが意外と人は多かったし、私と同じ思いだったのでは?
井川くんの最後の登板だし、
真剣勝負ではないんでTVでは盛り上がらんやろうけど、
実際、生でメジャーの試合見たら興奮するだろうなぁ
との思いで観戦に行きました。
そんな期待通りメジャーと井川くんはがんばってくれました。
しかし、日本代表選手!
メジャーの華麗な守備を見たかったんだけど、
ポコ・ポコって打球じゃーそんな魅力も半減。
そして最後の中継ぎ投手陣のぶち壊し劇・・・
予想通り日本人選手の人選のしょぼさに泣かされた日米野球でした。
初日の若手中心の読売だけが唯一の引き分けだったことを考えると
いっそのことウエスタンイースタンオールスターで若手集めた方が接戦になったんでは?ほんと。
試合終了後、阪神単独チームの方が強いでぇ〜!
と、あちこちから声が聞こえました。
まさにその通りだと思います。
バットを突き出す独特の構えを見せるハワード選手
208cmは、ここから見てもデカイ!ヤング投手
地面すれすれから飛び出る、サウスポーアンダースロー(水原勇気?)マイヤーズ投手
4連勝を喜ぶメジャー代表
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