ターニングポイントはあの瞬間/日本シリーズ4連敗のその後

  • 隊長53
    2006年10月26日 20:37 visibility125


(敬称略)


2005年10月26日(水)
1年前の今日、日本シリーズ第4戦を振り返る。


先日の井野塁審大誤審ショックを引き摺り重苦しい甲子園。
第3戦1-1の同点で迎えた4回表ロッテの攻撃1OUT満塁。
里崎の打った打球はショートゴロ。
6-4-3と渡りダブルプレーと思われた瞬間、
井野1塁塁審の手は横へ。セーフ?!
タイミングは完全にアウト。
怒る、シーツと下柳。
点が入らない場面なら仕方ないが、
こういう場合、同時ならその場の流れでアウトって言うの普通やろ!
空気読め!
勝ち越してを奪われ、その後、タイガースは崩壊・・・











もう後がないタイガースは第4戦から4連勝するしかない。
圧勝するに越したことはないが、
シナリオ的には小林雅の連続四死球押し出し後、
サヨナラヒットで9回裏逆転勝ちというのが、
奇跡の4連勝を起こすには最適だ。
そんな思いを描きながらいざ第4戦へ。
(プレーオフ第3戦の小林雅の連続四死球があった為
こんなシナリオが僕には存在していた)








試合は3−2でタイガース劣勢。
第6戦、7戦のチケットを抱えて
千葉で待つK氏からTELが入る。
「ほんま、大丈夫か、阪神?どないなってんの?」
「大丈夫、大丈夫。9回裏小林雅が出来きたら押し出しするから」





ついに9回裏を迎える。
ピッチャー小林雅が告げられると大歓声。
藤田や薮田より可能性はあると信じる皆。
もちろん私は四球に期待。




そんな中、先頭打者の代打片岡が四球を選ぶ。
K氏からTEL。
「ほんまやなぁ(爆)」
「ほら!シナリオどうりやろがぁ!」




しかし、何を勘違いしたか、
矢野にバントのサイン。
2005年のシーズンであれだけバントを拒んだ
岡田監督がよりによってこんな場面でバントのサイン。
シーズン中犠打が少ないタイガースには致命的。
案の定、フライを打ち上げ、最悪のゲッツー・・・
終わった・・・







この日本シリーズ最初のターニングポイントは、
第1戦初回の鳥谷のファウル。
絶好のタイミングで赤星が盗塁を試みたのに、
状況を考えないファウルで流れを潰すことに。
これで全てのリズムが狂うことになったタイガース。
思えば伊原西武が4連敗した時もターニングポイントは初回。
松井がランナー1塁で何を思ったから伊原監督はバントのサイン。
松井は2塁で刺され、シーズンの流れは完全に巨人に傾き、
西武は1度も勝てずにシリーズを終える。









そして、2005日本シリーズ
最後のターニングポイントが矢野の打席だった。
「待て」の作戦を取れば、小林雅の調子から見て
本当に押し出しから奇跡の大逆転もありえたのに、
残念でならない・・・





さて、このシリーズで4連敗したタイガースであるが、
未来の可能性について探って見た。


日本シリーズで0勝4敗(引分けも含む)したチームのその後。


該当は過去6ケース。
そのチームが、
2年後に日本一が2回(→2年以内に日本一になる確率33.3%)
4年後に日本一が3回(→4年以内に日本一になる確率83.3%)
となってと4連敗の雪辱を晴らしている。
残り1チームは大毎が14年後にロッテとして日本一になっているが、
実は大毎は4年後に東京オリオンズに変わっているので、
これは例外と言えるでしょう。
よって球団が存続すれば、4連敗したチームは4年以内に日本一になる。
という訳で阪神も2009年までに日本一確定です。
もちろん2009年までと言わず、2007年に日本一を目指します。










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