★飛ぶボール★もともと被本塁打の多い投手への影響は？

今季からの全面的な飛ぶボール（ミズノ製）の採用で、
間違いなく影響を受けるのが投手陣。

甲子園でのホームランが増加することが予想されるので、
「右（左）中間の広い甲子園」＋「飛ばないボール」
で保護されていた阪神の投手にとっては大打撃！
というのが一般的な見方です。

さて、ここで、昨シーズンの投球イニング上位10選手
（退団したアッチソン除く）を見てみもらいましょう。

投手 被本塁打数(甲子園/その他)　被本塁打率※(甲子園/その他)
能見11(8/3)　0.067 (0.139/0.028)
安藤18(7/11) 0.110 (0.114/0.107)
久保14(8/6)  0.093 (0.107/0.078)
下柳10(2/8)  0.084 (0.029/0.160)
岩田3(0/3)   0.027 (0.000/0.043)
福原9(1/8)   0.121 (0.059/0.140)
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江草3(1/2)   0.048 (0.036/0.057)
球児4(3/1)   0.069 (0.132/0.029)
筒井5(1/4)   0.094 (0.039/0.145)
渡辺5(2/3)   0.105 (0.094/0.114)
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阪神102(44/58) 0.080(0.080/0.079)
 

※被本塁打率＝被本塁打数／投球イニング数

甲子園の恩恵を受けていた下柳、福原あたりは、甲子園の被本塁打が増え、
甲子園と他球場の被本塁打数（率）のバランスがとれてしまいそうです。
今回一番影響を受けるタイプですね。

岩田は、甲子園でも他球場でも打たれていませんから、
被本塁打の少ない投手なんでしょう。
他球場の飛ぶボールでも打たれてない訳ですから、
今回の影響はなさそうです。

よく分からないのが能見と久保。
二人とも他球場の方が打たれていません。
特に能見は、甲子園で打たれ過ぎです。
彼の場合、恐らく、比較的本塁打の少ない
マツダスタジアムでの登板が多かったからと思われます。
久保の場合は京セラドームでも２本被弾されています。
ホームでは力が出せないタイプ？
そんなに阪神ファンが苦手なのでしょうか？（苦笑）

そして、甲子園でも他球場でも被本塁打率が高いのが、エース安藤。

この、
もともと被本塁打の多い投手への影響はどうなんでしょう？

・甲子園でさらに打たれるのか？
・もうこれ以上打たれようがないのか？

サイコロで１の目が出続けた時に、
・さらに１が出ると考えるのか、
・もう１は出ないと考えるのか、
という確率論に似てますね。

結果はどちらもやってみないと分からない
というのが正解なのですが・・・

今季が終わる頃にはその結論が出ていると思います。。。ドキドキ