★来年を振り返る★2009年を振り返る(投手編)

  • 隊長53
    2008年12月04日 12:57 visibility127


今年を振り返るなら誰でも出来るので、
「来年」を振り返るという大胆企画。
2008年版
http://baseballsns.jp/member/544/diary/30737/
2007年版
http://baseballsns.jp/member/544/diary/5009/
http://baseballsns.jp/member/544/diary/5139/






昨日の2009年新人編
http://baseballsns.jp/member/544/diary/74047/
に続き今回は2009年投手編をお送りします!



====2009年を振り返る(投手編)===========


安藤が出遅れた2009年シーズンの開幕投手は、
岩田という大方の予想を覆し、
久保田という真弓サプライズで幕を開けました。



理由は至って単純で、岩田より経験があることと、
防御率が5点台に届こうとも原則完投が義務付けられている
久保田の登板日は、
中継ぎに完全休養に充てられるのだが、
どうせなら翌日デーゲームを控えた日がいいだろうということで、
金曜日に決定されたのでした。
で、その開幕がたまたま金曜だっただけのことでした(笑)







開幕完投勝利をやってのけた久保田は勝っても負けても最後まで投げきります。
先発は6人を中6日で回すという公約通り、真弓監督は金曜に久保田を投げさせました。
しかし、中6日なんかかったるくてやってられるかぁという久保田の直訴もあり、
交流戦に突入すると中5日でフル回転させるのでした。




久保田投手成績
試合数:32試合
登板回数:240イニング
1試合平均:7.5イニング
登板時チーム成績:16勝16敗
個人成績:14勝14敗・防御率5.40
完投:16(うち敗戦完投8)







昭和の大投手のような成績です(爆)
中6日以上の11試合は全て完投で、計16試合完投!
圧巻は負け試合でも最後まで投げきったしまったことです。
さすがに甲子園では真弓監督がヤジに堪りかねて降板させましたが、
ビジター負け試合は8イニングで終わることもあり、
ほとんど投げ切り、中継ぎリリーフ陣の負担を大幅に軽減しました。






真弓改革と言えばターゲットはもう一人下柳。
若手育成方針を明確にした真弓監督の
その扱いが注目されましたが、かなり上手いことやりました。



・甲子園中心の登板
・登録即抹消中10日登板を一部採用


24試合登板中、甲子園が18試合。
徹底的に得意な甲子園に合わせたローテションを組みました。
さらに先発が1枚少なくてよい交流戦期間は、
登録即抹消方式の中10日ローテーションで負担を軽減しました。
その効果もあり、昨年並みの成績を維持することができました。





下柳投手成績
試合数:24試合(甲子園18試合・その他6試合)
登板時チーム成績:15勝9敗(甲子園15勝3敗)
個人成績:12勝8敗(12勝全て甲子園)




若手は岩田の更なる成長、巨人キラー石川の誕生、白仁田初勝利など
明るい話題が目立ちましたが、
中でも特にすばらしかったの鶴の再生です。



2008年、1アウトも取れずに炎上した千葉マリンでの交流戦。
鶴が本当にリベンジをできるのはここしかない
ということで、
6月13日(土)対ロッテ@千葉マリン
に敢えて今シーズン初先発をさせました。





失敗に終われば精神的ショックで二度と立ち直れず、
選手生命を経たれる危険性もありましたが、
監督の期待に見事に応え、鶴は、初勝利を手にしたのでした。
シーズン終盤、調子を崩し、
年間を通じて活躍はできませんでしたが、3勝は立派です。





一方、ベテラン・中堅どころにはかなり厳しく振るまいました。


杉山とのトレードで鳴り物入りでやってきた
「Mr.X(ここでは非公表)」は、
交流戦で見切りを付けその後一切登板機会を与えませんでした。
(トレードされた杉山がパで活躍したのはいつもの阪神です・・・)




また、キャンプで出遅れた3人組安藤、福原、金村暁ですが、
安藤こそ終盤使いましたが、福原は中継ぎのみ、金村に至っては1軍登板ゼロでした。


リーソップも序盤で見切りを付けました。


尚、先発投手の成績をまとめると以下のとおりでした。


【先発別球団成績・登板数順】
順選手  数 勝 負 分 勝率
−−−−−−−−−−−−−
01久保田 32 16 16  0 .500
02岩田  27 18  9  0 .667
03下柳  24 15  9  0 .625
04石川  21 13  7  1 .619
05安藤  11  8  2  1 .727
06鶴    9  4  5  0 .444
07Mr.X  7  2  4  1 .286
08リーソ 5  2  3  0 .400
09蕭    3  0  2  1 .000
10白仁田 3  2  1  0 .667
11若竹   2  0  2  0 .000
−−−−−−−−−−−−−
合計  144 80 60  4 .556
















【先発個人成績・登板数順】
順選手  数 勝 負 勝率
−−−−−−−−−−−−−
01久保田 32 14 14 .500
02岩田  27 14  7 .667
03下柳  24 12  8 .600
04石川  21  9  6 .600
05安藤  11  7  2 .778
06鶴    9  3  4 .429
07Mr.X  7  1  4 .200
08リーソ 5  2  3 .400
09蕭    3  0  1 .000
10白仁田 3  2  1 .667
11若竹   2  0  2 .000
−−−−−−−−−−−−−
合計  144 64 52 .552















中継ぎ陣は、左中継ぎに筒井を使わざるを得なかったり、
先発転向予定だった阿部を急遽戻すなど前半は苦戦しました。
しかし、アッチソンの不調の代わりに1軍登録した
玉置が見事期待に応えました。
元々2008年9月の東京ドーム魔の3連戦で、一人まともなピッチングをし、
期待はされていたのですが、今年なってようやくチャンスが与えられ、
見事に成功を掴みました。






また、交流戦男上園も、交流戦で登録された後、中継ぎで活躍し、
アッチ・渡辺が不在時はセットアッパーも勤めました。
JAF+WEを上園・玉置が支え、中継ぎ陣も引き続き充実の年でした。



以上、投手編終了!





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