★チケット料金体系改革★ホーム側とビジター側の差(最終回)

  • 隊長53
    2007年03月13日 12:49 visibility263

チケット料金体系改革論、最後のテーマは、
ホーム側とビジター側の差をつけるべきか?です。
ビジター側の席、特に内野をいかに埋めるか、ということがテーマになりますが、
ビジター側から埋まる球場もあり一般論を述べるのは難しそうです。


ただ、例えば、阪神戦でビジター側から埋まる(阪)神宮球場で、
ビジター側のチケットを1,000円高く打ったりなんかしたら、それはやり過ぎでしょ!
ってことになり、結局、そういう球場では
ホーム側とビジター側を同一料金にするしかないという結論になります。
よって、ここでは、確実にホーム側から埋まる球場での話をしましょう。


現在、指定席どおしでホーム側とビジター側の差を明確につけているのは、
千葉マリンスタジアムぐらいでしょうか。
1塁側「内野指定席A」:3,000円と3塁側「ボビーシート」:2,600円の差は400円。
大変よい試みだと思います。
あとは、座席の形状を変えたり、グッズをお土産に持たせたりして、
ビジター側席に付加価値を持たせる所も増える傾向にあります。


ただ、甲子園のようにすぐには座席の形状を変更できない場合は、
やはり値段に差をつけるのが一番早いと思われます。
ここでは、200〜300円の差をつけることとしましょう。


という訳で、今までの話を総括して、甲子園の料金案をまとめましょう。


甲子園【新料金案】


凡例:カテゴリー「チケット名」:新価格 現行との差


1塁ホーム寄内野席「イエローシート」 3,500円 ▲  0
1塁外野横の内野席「1塁アルプス席」 2,000円 ▲500
ライト外野席       「ライト外野指定」 2,500円 +800
3塁ホーム寄内野席「オレンジシート」  3,200円 ▲300
3塁外野横の内野席「3塁アルプス席」 1,800円 ▲700
レフト外野席       「レフト外野指定」 2,200円 +500
レフト外野席       「ビジター応援席」 2,200円 +500


【解説】
前回、1塁アルプス席を現行ライトの価格1,700円で提案しましたが、
3塁側とのバランスがとりにくので、
2,000円とし3塁側アルプスを1,800円にしました。
(1,700円にしなかったのは、減収を少しで少なくする為の配慮)
各席の棲み分けは、次の通りになると想定しています。
ホーム応援派:ライト
ホーム応援+リーズナブル派:1塁アルプス
とにかくリーズナブル派:3塁アルプス
まったり観戦、時々応援:イエロー
ちょい安めでまったり観戦:オレンジ
ビジター応援:ビジター応援orレフト外野


各球場のシュミレーションは割愛しますが、
これぐらいの価格バランスで各球場も設定すれば、
いいんではないでしょうか。
もちろん、「ホーム寄内野席」は、
甲子園の狭い席だから3,500円ぐらいが適当であって、
もう少し内野が上等な他球場なら3,500円〜6,000円の
現行設定でも問題はないでしょう。
また、2階席は減収覚悟で一律2000円弱がベターではないでしょうか。


今の座席区分で出来るとしたらこれくらいでしょうか。
しかし、初回で示した課題のうち
・外野だけどポール際で見にくい人はどうするの?
・柱やフェンスが視界を遮っている席は個別にもっと安くすべき!
などは解決できないんですよね。
柱やフェンスで視界が遮られるところは半額とか、
もっと座席毎に詳細な料金設定されることが理想です。


と、まぁ長々と書きましたが、
最後までご覧いただきありがとうございました。

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