★ＦＡ関連★今シーズン成績とプロテクト枠

さて、新聞紙上では、
福留＆新井両獲りなど景気のいい話で盛り上がってますが、
ＦＡで獲る選手があれば逆に獲られる選手も出てきます。
有力選手や期待の若手を獲られないためにも
プロテクト枠が重要になってきます。

今回は、今シーズンの成績を振り返りつつ、
そのプロテクト枠２８名を予想してみましょう。

まず、外国人選手は除外できるとすると、
２８名の内訳は、
投手１１名〜１３名
野手１７名〜１５名
ぐらいでしょうか？
阪神の場合、ＦＡでの狙いは上記２名の野手ですから、
野手はそれほど多くする必要がないと考えると、
投手１３名
野手１５名
で、検討することにします。

【投手編】（イニング数。１回未満切捨て）
先発
・下柳129
・上園85
・杉山84
・能見74
・福原71
・安藤33
中継ぎ
・江草60
・渡辺58
・橋本健49
ＦＫ
・久保田108
・藤川83
〜以上、１１名・当確ライン〜

まずは、順当に今シーズンの登板イニング数上位１１名が
そのまま残る結果となるでしょう。
今シーズンのＡ級戦犯投手の福原・安藤も
かろうじて残ったという感じですが、
まぁ出す訳にはいかないでしょう。
そして、残り２名を次の中から選ぶことになります。

左若手
・中村泰29
・小嶋25
・岩田13
・筒井5

右若手
・若竹6
・玉置2

その他中継ぎ等
・桟原17
・相木3
・伊代野2
・吉野2

左はどこも欲しいので、プロテクトしておくのが鉄則です。
中村泰、小嶋とすると、
残念ながら残り２名はできません。
ここら辺りが一番狙われると思います・・・

【野手編】（試合数）
捕手
・矢野106
・野口36
・狩野54
内野手
・鳥谷144
・関本131
・藤本105
・今岡85
外野手
・金本144
・赤星121
・林　115
・桜井91
・濱中62
〜以上、１２名・当確ライン〜

外野が多いですが、林をファーストで計算に入れると、
内野５−外野４になるので、良しとしましょう。
今シーズンのＡ級戦犯野手の今岡・濱中も
まぁ外す訳にはいかないでしょう。
そして、残り３名を次のカテゴリの中から一人づつ選ぶことになります。

内野若手
・藤原44
・坂　17

外野若手
・赤松28
・庄田24

代打陣
・葛城89
・桧山85
・高橋光37

まず、手薄な内野からは１名は必要です。
藤原⇔坂
の天秤ですが、今シーズンの成績はどうでしょう？
ＯＰＳ（＝長打率＋出塁率）は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/OPS_%28%E9%87%8E%E7%90%83%29
藤原.546
坂　.481
どちらも寒い成績ですが、ここは藤原に軍配。

打率は似たようなもんですが、
藤原は、四球や死球が６あるのに対して坂は０。
塁に出てなんぼなタイプだけに致命的です・・・


外野はというと、
赤松.369
庄田.815
庄田が並の打者の条件.800以上をかろうじてクリア。
実は今シーズンのタイガース。
この条件をクリアしたのは、
野口.930
金本.843
桜井.815
と庄田の４名のみ・・・
庄田は、数少ない打席の中で四球を６個も稼いでいる点は見逃せません。
一方、赤松のそれは成績と呼べるものではありません。
自力で塁に出れません・・・
代走で使うしか道はなさそうです。
単純にプロテクトするなら庄田の方が正解。
しかし、その足があるという理由だけで、赤松の方がされそうです。
まぁ実際、福留や新井が来るとして、
見返りに庄田を獲るとはとても思えないので、
作戦的には庄田は外しておいても大丈夫なのでしょう。

さて、最後に一番難しい、代打陣。
葛城　.652
桧山　.614
高橋光.631
と成績的には似たような感じです。
中日の場合、高橋を取り返すことはないでしょうから、
まず外して大丈夫でしょう。
葛城もＦＡで補強する選手とモロ被るので。きっと外すのでしょう。
桧山の場合、外して広島などに獲られるようなことがあると、
外野がウルサイでしょうから、一応プロテクトとしますか。

以上、今シーズン１軍にあがった選手を中心に
プロテクト枠を考えてみましたが、
カバーできていないのはキャッチャーですね。
捕手３人プロテクトしても５人も余ってる訳なので、
浅井他、その辺りを他球団は狙ってくるかもしれません。
もしくは、左投手でしょうね。
中村泰あたりを間違って外してたら、即効持っていかれてしまいますよ・・・