
今回、取材に協力してくれたのは都内でOLとして働いているYさん。サッカーやフットサルはやったことはありませんでしたが、会社の先輩に誘われて5年前に始めたところ、どっぷりはまってしまい、今では週に1回は必ずフットサルをしているそうです。
「初めて大会に出た時に、なにもできなくて。それで向上心が芽生えたんです。個サルがあるよって聞いて、家の近くにあったコートに通い始めました。それからはクリニックにも行くようになって、ボールの蹴り方とか、トラップのやり方とかを教えてもらって、どんどん楽しくなっていたんです」
Yさんがよく通っていたのは「ミックス個サル」。男子に比べて女子は少数派なので、ボールを蹴りながら感じることも多かったとか。
「個サルって、その人の性格がすごく出ると思います。紳士的だなと思っていた人が、ピッチの中では“どSキャラ”だったり、わがままそうに見える人が、実はすごく周りに気をつかえる人だったり……」
それでは、女子プレーヤーの好感度が上がるプレーや振る舞いとは、どんなものなのでしょうか? Yさんに教えてもらいましょう。
一つ目のポイントが「ミスをした時の声かけ」でした。女子プレーヤーの中には初心者も多いので、必然的にミスも出ます。そんな時の振る舞いがチェックされているようです。
「私はサッカー経験者ではないので、始めたばかりの頃はミスをしてばっかりで、チームになった人に申し訳なくて……。パスを出してもらったのに、うまくトラップできなかった。そんな時に、前向きな声をかけてくれる人がいるとホッとします。個サルは黙々とプレーしている人も多いのですが、その場の空気を盛り上げられる人は女子プレーヤーにとっては心強い存在です」
逆に、こんな声かけは印象が悪いというのは……。
「その反対で、ミスをした時にむやみに怒る人です。私がトラップを失敗したら、『おい!』って言うとか、『あぁ……』みたいな空気を出されるとヘコみます。特に、頭の中ではイメージはできていたのに、技術的なミスをしてしまった時に怒られると、『わかったのに言わないで!』と腹が立ちますね(笑)」
男子プレーヤーは、できるだけポジティブな声かけを心がけましょう。
フットサルが上手ければ女子はときめく——。そんな風に思っている人も多いのでは? でも、Yさんによれば「上手いだけでは、ときめかない」んだとか。
「1人で何点も決める人がいたら『すごいなぁ』とは思うんですけど、女子がときめくかというと、実はそうでもないんです。それより女子受けが良いのは『アシスト上手な人』。だと思います」
女子プレーヤーのスピードに考えて、確実に合わせられるようにパスを出すのは、実は高度な技術が必要です。
「良いパスなのかもしれないけど、男子に出すようなパススピードだと足が届かないことも多いんです。ゴール前で待っているところに『あとは決めるだけ』というパスを出してくれると、良い人かも……と思ってしまいます(笑)」
女子プレーヤーへの“プレゼントパス”を出せるようになれば、好感度も一気にアップするかもしれません!
Yさんによれば、味方の選手だけじゃなく、相手の選手にときめく瞬間もあるんだとか。どんなときなんでしょうか?
「私があんまり好きじゃないのが、女子がシュートを打つ時に露骨に手を抜く人。女子にはゴールを決めさせてあげようと気を遣ってくれているのかもしれませんが、そんな状態で決めてもうれしくありません。本気で止めに来てくれて、それで1回ゴールしたほうがうれしいんです」
女子プレーヤーによって考え方は違うかもしれませんが、女子だからと特別扱いしすぎないほうが良い場合もあるのかもしれません。
「女子プレーヤーがときめく3つのポイント」を頭に入れて、さっそく個サルに参加してみてはいかがでしょうか?