結局、この一年は何だったのだろう?(ベイサイドリーグと千葉スカイセイラーズ)

  • Mr.black
    2023年09月29日 13:51 visibility1566

昨日発表された「とあるニュース」。

それは独立リーグ球団・千葉スカイセイラーズの2024年~2025年の活動方針についてでした。

 

まずこの球団と加盟リーグについて再説明を。(←過去にも書きましたが再説明)

 

発端は2021年シーズン終了後のBCリーグ分裂でした。

当時同リーグには12球団が加盟していたのですが、コロナ以降の運営手法で不満や疑問が生じたのでしょう。北陸側の4球団(富山・石川・福井・滋賀)がリーグを脱退して新しく「日本海オセアンリーグ」を創設しました。

しかし、僅か1年後に福井球団が消滅し、更に滋賀球団の活動一時休止でリーグは2球団に減少。

 

その後、唐突な感じで千葉と神奈川に新球団が創設され、そちらが「ベイサイドリーグ」を結成。

残った富山と石川の2球団が「日本海リーグ」と名称変更して再スタート。

言わばリーグが再分裂したような状況でした。

 

当初はどちらも日本独立リーグ野球機構(IPBL)に加盟予定と発表されたのですが、実現したのは日本海リーグだけで、ベイサイドリーグは申請を行ったはずが何故か非加盟のままで一年が過ぎました。

また、この2リーグは「公式戦扱いの交流戦を開催予定」と言っていたにも関わらず、今シーズン結局実施されないままでした。

 

そして直近で出された千葉スカイセイラーズのニュースが以下のような内容。

(1)2024年度、ベイサイドリーグには不参加。チームとしての活動は継続。

(2)2025年度以降のBCリーグ加盟を目指す。

 

独立リーグ及び球団の運営は一筋縄ではいかない、というのは理解しているつもりですが、 正直「この一年は何だったのだろう?それなりの事情はあったのだろうが、迷走にもほどがある。はたしてBCリーグ側がすんなり加盟を認めてくれるのだろうか?」と思っています。

今のところもう一つの球団・YKSホワイトキングス(神奈川)からは何の発表も出ていません。こちらもBCリーグ加盟を目指すのか?あるいは別な道を模索するのか・・・?

下手すればベイサイドリーグはたった一年で消滅になりかねません。

 

一方で個人的には「日本海リーグの2球団はBCリーグに戻ったら?BCリーグの初期を盛り上げたのは富山と石川。言わば功労者なんだから」とも思っていますがね。一度脱退した手前、そう簡単には戻れないと考えてのことでしょうか?

 

ところで来月には宮崎で秋の教育リーグ「フェニックスリーグ」が開催されます。これに独立リーグ系で参加しているのは2チーム。

「四国アイランドリーグ選抜」と「IPBL選抜」です。

 

「IPBL選抜」はBCリーグ・九州アジアリーグ・北海道フロンティアリーグ・日本海リーグの4リーグから選手を選抜した混成チームです。

この中には当然ながらIPBL非加盟のベイサイドリーグ・関西独立リーグ・北海道ベースボールリーグの選手は居ません。選手がNPB側にアピールするチャンスに差がついた状態です。

 

それぞれ事情や考えがあったとしても外部からは「目的・目標・方針などが定まっているリーグと定まっていないリーグの差」、と見られても仕方がないのかもしれません。 

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