俺から見たヘタフェ対バルセロナ

リーガ・エスパニョーラ開幕戦、ヘタフェ対バルセロナです。

 

バルサはギュンドアン、ロメウが先発。ガビはベンチスタートです。

 

前半

序盤はバルサがポゼッション。時間の経過と共に、バルデが左WGの位置に上がり最前線の5レーンを攻略しにいきます。

 

ヘタフェはイグレシアスが下がって5バックで対応します。

 

3分、最終ラインのミトロビッチがロングフィード。ラタサが中央を抜け出し、後方から追いかけるクンデを押さえ込みながらシュート。しかし、空振りし決定機を逃します。

 

バルサはDFの裏を狙いますが、タイミングが合わずオフサイドにひっかかることが多くあります。

 

15分、右50度くらいからラフィーニャのフリーキック。ファーサイドを狙いますが、コースが甘く、ソリアがセーブ。

 

25分、中央のクンデが右ハーフスペースのペドリに楔を入れます。ペドリはダイレクトで中央のロメウに落とします。ロメウはドリブルで持ち上がり、スライディングを仕掛けたマクシモビッチをかわしてミドルシュート。わずかに枠の左に外れます。

 

29分、ヘタフェは最前線へフィード。こぼれ球をアレニャが拾い、左のマタへ展開。マタはダイレクトでマイナス気味のグラウンダークロス。アレニャが後ろ向きにトラップし後方に落とします。走り込んだイグレシアスがダイレクトシュート。ロメウのマタを抜きますが、テア・シュテーゲンが横っ飛びでキャッチ。

 

35分、クンデが右ハーフスペースにフィード。右から走り込んだラフィーニャが抜け出し、完璧なトラップから左足シュート。ソリアがファインセーブ。弾かれたボールがミトロビッチに当たり、あわやオウンゴールかと思いましたが、右ポストに弾かれ、ゴールラインを割ります。

 

41分、右サイドから中央に走り込もうとしたラフィーニャがDFの頭部にひじ打ち。レッドカードで退場。バルサは10人になります。

 

アディショナルタイムは10分。今シーズンから厳格にとると言う話がありましたが、10分は長い。

 

52分、ヘタフェの左からのクロスをクンデが右へクリア。ダミアン・スアレスが拾い、クロス。中央でフリーのアレニャがヘッドも枠の上。

 

0-0で前半を折り返します。

 

後半

バルサはクリステンセンに代えてアブデ、ヘタフェはミトロビッチに代えてポルトゥを投入。両チーム共に攻撃を意識した交代を行いました。

 

1人少ないバルサですが、逆にスペースができて少し攻勢に見えます。

 

52分、ヘタフェ陣内中央でペドリが右のアラウホからパスを受けます。ペドリは左ハーフスペースにループパス。アブデが走り込み、ジャンピングインサイドボレーも枠の上。

 

56分、アラウホを倒したマタが2枚目のイエローカードで退場。

 

10人対10人になり、バルサが完全に主導権を握ります。

 

61分、ギュンドアンがバイタルエリアで受けて、右のアラウホにスルーパス。アラウホはゴールライン際からクロス。ファーサイドに入り込んだレバンドフスキがDFに掴まれながらもヘッド。ふわりとしたボールがゴールに向かいますが、アルバレスがヘッドでクリア。

 

74分、ヘタフェ陣内中央でボールを受けたペドリがターンで1人かわしてバイタルエリアに進入し、左のアブデにスルーパス。アブデはシュートもニアサイドネット外側に外れます。

 

76分、バルサが左サイドを押し込み、一度戻して中央を経由し、右ハーフスペースのペドリにボールが渡ります。ペドリは中央にループパス。ギュンドアンが走り込みダイレクトインサイドシュート。ソリアがファインセーブ。ただ、ギュンドアンはオフサイドでした。

 

78分、クンデが右へロングフィード。ヤマルが受けてカットインしてニアサイドへループパス。ファティが走り込みダイレクトシュートも当て損ねて枠の上に外します。

 

103分、VAR。ヘタフェのペナルティエリア内でイグレシアスと競り合いながらガビが胸でボールを押し出します。アラウホが拾い、浮き玉をトラップ。イグレシアスがクリアしようとしてアラウホの足裏を蹴ります。

 

主審はオン・フィールド・レビューで確認後、ガビのハンドとしました。

 

私見としては、ガビの胸(肩?)には当たっているように見えます。イグレシアスは完全にアラウホを蹴っているのでP.K.が妥当だと思います。

 

105分、ヘタフェの右コーナーキック。ニアでロサーノがヘッドも枠の右に外れます。

 

大荒れの試合はスコアレスドロー。勝ち点1ずつを分け合いました。

 

気になったプレーヤー

ヘタフェ

#6ドゥアルテ&322ダミアン・スアレス

ボールがないところ、ポジション取りでのラフプレーが多い。他の選手にも言えることだけど特に目についた

 

バルセロナ

#11ラフィーニャ

今シーズンからハフィーニャではなくラフィーニャで書こうと思います。(視聴しているところに合わせてみようかと)ラフプレーに怒って肘打ちを入れて退場。ヘタフェのラフプレーに怒り心頭だったのはわかるが、単純に危険なプレーなので止めるべき。退場直前の浮き球トラップからシュートは一見の価値あり。あのトラップは素晴らしい。

 

#18ロメウ

単純比較はできないけれど、ブスケツより球際は強く当たれる印象。まずは好印象を受けた。

 

#8ペドリ

前半はパスが入らずに苦労したが、後半シュートチャンスを演出したのはペドリ。ペドリを有効に使えるチームを目指したい。

 

#16アブデ

オサスナからレンタルバック。プレーに自信がつき、積極的に突破を図る。ラフィーニャが出場停止になるので、そこでアピールをしたい。

 

#21デ・ヨング

後半は最終ラインからの持ち上がりで存在感を見せる。3バックシステムを導入し始めているので、最終ラインでの起用も面白いと思う。

 

総括

ヘタフェ

まずはラフプレーが多い。ファールになっていないだけで、ボールのないところでユニフォームを引っ張ったり、体をぶつけてきたりしてひどい。ボルダラス監督がそういうサッカーを植え付けているので、監督の責任が大きい。わかりやすいのがアレニャ。バルサ時代はボールプレーヤーだったけど、最近はフィジカルコンタクトで汚いプレーもやる。そこまでやらないと試合で起用されないのでやるしかない。今後のサッカー界のためにも監督の解任、もしくはボルダラスの意識改革をしてほしい。

 

バルセロナ

ヘタフェのラフプレーにイライラを募らせ、ラフィーニャとシャビ監督が退場。サッカーをさせてもらえずに勝ち点2を落とした印象です。昨シーズンに比べて攻撃時に相手DFラインの前に5人を送り込み、5レーンを埋めて数的優位を作る最近の風潮を取り入れるも、奪われた後にハイプレスがないので、波状攻撃にはならず決定機も作れない。バルサのポゼッションを高めてボールを回して攻める哲学をアップデートできないと昨シーズン同様チャンピオンズリーグで苦戦するのは必至。シャビを始めとするコーチングスタッフ、マンチェスター・シティからきたギュンドアンがハイプレスを取り入れないと今後厳しくなってくると思う。

 

おまけ

審判について一言。

ラフプレーに寛容過ぎた。その結果、試合のコントロールを失う。致命的なのは終了間際のフィールド・オン・レビュー。バルセロニスタでなくとも、映像を見たら「ハンドではなく、P.K.だろ」という人が多いかと思います。ヘタフェのホームスタジアムだった影響もあるのかもしれませんが、判定を指し示すときの自信のないレフェリングも気になりました。

アディッショナルタイム

今シーズンはアディッショナルタイムをしっかりとるそうですが、前半10分、後半はVARもあり、15分(表示は9分だった)の合計25分。時間稼ぎの防止、プレータイムの確保が目的かもしれませんが、延長戦をやっているみたいでした。選手の疲労の蓄積を考えたら即刻辞めるべきだと思いますし、時間稼ぎなども含めてサッカーだと思います。個人的にはアディッショナルタイムが長いと間延びしてしまう感じがするし、自分のタイムスケジュールにかなりの影響があるので予定がずれるのも、いかがなものかと思ってしまいます。元に戻ってくれないかな。

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