紹介
東京NOBIDOMEフットボールクラブの基本的な考え方 2011年度 チームの位置付け 東京NOBIDOMEフットボールクラブ(以下野火止FC)は、野火止小学校に通学している児童を中心に構成しているチームですが、広く地域に門戸を開いた日本サッカー協会に所属しているチームです。市内在住のお子さんばかりでなく、広域から入会できるチームでもあります。 一方、主たる活動場所は野火止小学校を拠点としますので、野火止小学校の行事や恩多町のコミュニティー活動にも積極的に協力するチームです。 現在の学校教育の中では、学校の安全確保や心の教育などで「地域とのつながり」を大切にしようという取り組みがすすめられています。「学校評議委員」(嶋田代表選任)の制度もそうですし、学校公開という形で授業を公開するようになっています。また、小学校の授業では、地域の方を講師としてお招きしておこなったり、全生園(注・東村山市内にある国立療養所)の勉強をしたり、老人医療センターと交流したりしています。 土曜オレンジキッズクラブも学校週5日制に伴い、地域で子ども達の興味ある活動を支えようという試みだと思います。 中学校にしても、クラブ活動を指導する教員の体制がとれなくなりつつある中で、地域でクラブ活動を支えるような取り組みが進んでいます。このように、学校そのものが地域と一緒に歩もうと進んでいます。 私たちのチームは広域に門戸を開いていると同時に、野火止小学校のオフィシャルチームでもあります。 私たちは、サッカーを通じて、サッカーの技術が上達するだけでなく、チームワークやお互いを思いやる心や認め合う気持ち、健康な体作りなどが出来ればと思います。また、子ども達が通っている学校に対して、積極的に協力したいと思います。具体的には、「土曜オレンジキッズクラブ」をチームとして1講座、担いたいと思います。また、学校清掃や学校行事には出来る限り参加したいと思いますし、運動会の片付けなども協力させて頂いています。また、東村山五中サッカー部の支援をしたいと思います。子ども達、保護者、スタッフがそれぞれ担えるところを担えばよいのではないかと考えています。 また、私たちのチームは、市内ばかりではなく近隣の市町村のチームや都内、埼玉県のチームと練習試合や各CUP戦などの交流を通して交歓しています。 小学生のサッカーの現状 子供たちに良く知られているサッカー漫画で「キャプテン翼」と言うのがあります。大空翼という主人公が活躍する漫画です。この漫画では、主人公の翼君がドリブルしてシュート、パスをもらってシュートし点が入って、そのチームが勝利するというのがあらすじです。「こういう選手になりたいなあ」と思う子供が多くなったことにより、現在のサッカーブームの基礎が出来たと言っても言い過ぎではないと思います。この「キャプテン翼」のようなサッカーは、実際には小学低学年までのサッカーです。 1998年日本代表初のW杯フランス大会出場を皮切りに、2002年、我が国及び韓国でワールド・カップがおこなわれました。そして、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会と4大会連続での日本代表の活躍、そして世界のサッカー選手のテクニック・スピードなどは、とっても感動させられました。また、世界のサッカーリーグでの日本選手の活躍も目をみはります。国内のJリーグや高校サッカーもすばらしいです。 しかし、基本的なサッカースタイルは小学生でやっていることと変わりません。この間の各試合を見ていただければ、一目瞭然です。それだけ、少年サッカーが進歩しているのです。このことをよく理解してください。 夢と感動と思い出を 野火止サッカー同好会は、勝つ事を目標にしているチームではありません。 子供たちに、将来何になりたいのかと聞くと、ほとんどの子がJリーガーと答えます。その夢をかなえてあげたいと思いますが、実際には、そううまくは行きません。中学生になってもサッカーを続ける子供もいるでしょう。他のスポーツに移る子もいるでしょう。高校サッカーをがんばる子もいるでしょう。将来サッカー選手になる子もいるでしょう。スポーツトレーナーという道もあります。将来の道は自分で切り開けばよいと思っています。自分の進む道を探し始めた子供達に「勝利」という成績を残すことだけにこだわる必要は無いと思っています。でも、サッカーというスポーツは、勝敗が必ずついて回るスポーツです。シュートしてゴールネットを揺らせば1点です。その1点を取るスポーツなのです。だから、みんな必死になって走り、攻めたり守ったりするのです。一人一人の持っている力を精一杯発揮するスポーツなのです。 1年生の試合でも、6年生の試合でも、子供たちが、試合会場のフィールドに立つと「絶対勝つぞ」とモチベーションがあがります。そこには、子供達ながらの厳しい世界があります。50mを10秒で走る子が、8秒で走れなんて誰も思っていません。けど15秒もかけて走っていたら他の子がいやになってしまいます。その厳しさはあります。 スポーツってそういうものだと思いませんか、負けても精一杯やれば、すがすがしさが残ります。悔しさや感動、思い出が残ります。この感覚を子供たちと一緒に味わうのが、野火止サッカー同好会と思っています。でも、「絶対勝つぞ」という気持ちがなければいけないとも感じています。 夢を育み、仲間と過ごしたその瞬間を大切にし、希望をもって、次に進める子ども達を育てたいと思います。 チームの方針 「サッカーを通して強い身体と気持ちを育てよう。」 サッカーをやっていれば、運動をしていない子供たちより強い身体になっていくと思います。でも、サッカーが出来る身体にもなってほしいのです。夏の暑い時や雪降る凍える時もサッカーの試合はあります。そういう身体作りも必要です。 子供たちの成長発達には、個人差があります。骨格の成長、筋力の成長、呼吸器系、内臓系の成長、ホルモンの成長などが個人差を持ちつつ成長していきます。この成長の差を理解した上で身体作りを進める必要があります。 自分がドリブルをしていて相手にとられたとします。その時に自分が取られたボールだから取り返そうと思って追いかけていくのか、あきらめてしまうのかがあります。「気持ち」の成長です。心肺力の成長が「気持ち」を後押ししてくれて、ボールを取り返しに行こうとする意欲につながります。「とられたら取り返せ」との声も良く聞きますが、なかなか難しいものです。子供たちみんな一生懸命ですから、どんな試合でも、ゼイゼイ言って走り回っています。その時、取り返すのですから、その子なりの心肺力のアップとどうやれば取り返せるのかというスキルが後押しとなって気持ちが動きます。そう簡単には動けません。これは一例ですが、身体と気持ちの成長は、連動しているものと考えています。 チームの目標 あきらめないサッカーをしよう。 信頼するサッカーをしよう。 自信満々の顔をしよう。 「あきらめないサッカーをしよう。」と子供たちに話しています。ライン際のボールを最後まであきらめないで走るのも「あきらめない」だし、「10点」点を入れられても1点入れ替えそうとするのも「あきらめない」だと思っています。 また、同じ学年でもボール捌きがうまい子もいますし、まだまだの子もいます。チームの全体としては、その差はとっても大きいのです。1年生は、別ですが、2年生以上の子はどの子も5mくらいボールを蹴る事が出来ます。5mより10m、10mより20mボールは飛んだほうが良いかもしれません。遠くにボールが飛ぶようになると言うのも、子供たちの目標のひとつだと思います。 でも、小学生のサッカーでは、敵がいない5m先の味方にパスが出せればよいと思うのです。敵にマークされている20m先の味方にパスを出すより、敵がいない5m先の味方にパスが出せればよいと思うのです。6年生の子がボールを持っていて、5m先に味方の3年生がいればそこにパスを出せばよいのです。パスを出すほうも出されるほうも信頼関係があるからパスがつながるのです。パスは信頼の証でもあります。 子供たちは、みんな一生懸命練習しています。一生懸命練習するからこそ「うまく」なるのです。練習は、自分の自分たちの自信につながります。もっと自分に自信を持っていいと思っているのです。そこで「自身満々」の顔をしようと言っています。
参加ルール・規約
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オーナー
プロフィール詳細
登録日
2011年12月9日