あの時の声を忘れない。(2014-09-24巨人二軍観戦記)












































































































7回裏、柴田章吾がマウンドに登りました。
おそらくこれが今年最後で、そして・・・・・巨人での最後の登板になるだろうと思いました。
今年一年間、柴田の苦しんだ姿を見続けてきました。
そんなシーズンだからこそ、最後くらいは気持ちよく終わらせてやりたいなと心の底から思いました。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・





だから初めて芳川に、、、






・・・・・・・・・・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・・







”打たないで”







と、お願いました。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







”頼むから打たないで”






と、お祈りしました。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






こんな気持ちになったのはこれが初めてです。
まさかここでこんな気持ちになるとは思わなかった。

思えば今年は観戦していて本当に苦しいシーズンでした。
一年間どんよりした空気の二軍を見続けるのは本当にしんどかった。
それでも通い続けたのは、今の僕にとって二軍の球場が現実逃避の場という側面が大きいからです。
球場に現実逃避しに行って、帰りの電車でいつも現実の問題をどう片付けるか悩み考え続けた半年間でした。

シーズン中、二度、心がぽっきり折れました。
深夜、動画編集しながら涙がこぼれた事もありました。
6月にはストレスで右目が見えなくなりました。
それをカメラ買ったり、パソコン作ったり、編集ソフト買ったり、そして舎人親方やむぎゅうさんに励まされたり、外的要因で誤魔化しながらここまでなんとかこれたのです。

そういう苦しいシーズンの象徴がマウンドの柴田に思えて仕方なかった。
だから最後くらいはどうしても気持ちよく終わらせてやりたい気持ちが強かった。





でも・・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





現実はそう甘くなかった。






やっぱり厳しかった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・




でもね、




最後、夕方の上空に高く舞い上がったキャッチャーフライを見つめながら、柴田の「ヘイ!キャッチャー!」の甲高く、強い声を聞いた時にハッとさせられました。

”この子、柴田の闘争心はまるで衰えてないじゃないか”って。

だからそんな柴田に対して芳川に”打たないでくれ”なんてお願いしたなんて、とても失礼な考えだったなって思い直しました。
だってね、彼はまだ全然諦めていないんだから。

柴田だけじゃない、荻野だってそうです。
台湾のウインターリーグで活躍して、飛躍が期待されたシーズンだったのに怪我で泣かされて。。。
やっと復帰して調子が上がってきたと思ったらまた怪我をしてしまって。。。
それでも荻野は今やれる事を全力でやろうと、毎試合観客席で試合を見ながら熱心にメモを取リ続けているんですから。

だから、、、とても苦しくてしんどいシーズンだったけど、残り3試合、そんな選手達をしっかり見てこようと思います。
球場で頑張っている彼らの事を、ちゃんと記憶と記録に留めてこようと思います。
茶柱にも今一番観戦している二軍ウォッチャーとしての自負がありますからね。

そして願わくば、去年戦力外一歩手前まで追い込まれたのにも関わらず、最終戦で先発に抜擢され、そして好投した事で自信を取り戻した田中太一のような、感動的な場面が見れる事を期待しながら。。。













★動画は編集終わり次第、ここに追加していきます。






























































































































































chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。