パイレーツに行って欲しいなぁ

レッドソックスに続き、パイレーツも参戦！　ここにきて、にわかに“桑田争奪戦”が白熱してきた。

　パイレーツの球団関係者は「契約書を送ったかどうかは分からないが、来てほしいと考えているのは間違いない」と証言。当初、移籍先には西海岸のチームが有力視されていただけに、唐突の感があるが、獲得に乗り出したのはコルボーン投手コーチの後押しがあったからだという。

　コルボーンコーチはかつてオリックスに在籍。ドジャースでは野茂、石井一を指導した。桑田の移籍の相談に乗っているアンソニー中西氏は、オリックスの渉外担当を務めていたことがあり、この２人のつながりで、話がまとまったようだ。

　パイレーツ関係者は「ウチは右投手と中継ぎが足りない。コルボーンは桑田のいい時を見ている。実績もあり、頭のいい投手だということを知っている」と説明。ネックといわれているビザも「１、２人はどうにでもなる。招待選手の１人をアカデミーにでもいかせて、そのぶんを桑田に回せば全く問題はない」とクリアされるとみている。

　パイレーツは９９年の３位を最後に、毎年最下位争いを演じているチーム。桑田がメジャーに昇格できる可能性は、レッドソックスよりも高い。桑田にとってはパイレーツが最高の移籍先といっていいかもしれない。