立浪和義引退に寄せて…
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yosi君(かんじ)
2009年10月01日 04:19 visibility118
立浪和義選手の引退セレモニーを見てきました。
先発スタメン。腰痛もあって守備は1塁でしたがフル出場でした。
(おかげで1塁のブランコがライトやってタイムリーエラーしてましたが^^;)
打席は4打席。そして3安打の猛打賞。
最後の打席は自身の二塁打記録を更新する、ミスターダブルの名に恥じない右中間2塁打。
2塁打の多さは巧みなバットコントロールの証。
2打席目、バットを折りながらセンター前に落とした打撃も見事でした。
今季の打率は30日現在.333
現在の中日に、立浪以上の代打はいません。
『未だ現役でやれる』
そう思う人は、中日ファンのみならず多いのではないでしょうか?
自分もその一人です。
ですが、最後の挨拶で語った言葉。。
「理想である野球は打って走って守る。
自分には守ることと走ることが衰えてきた」
スポットライトの中、引退の理由をこう語られ、理解できました。
理想とする姿を追い求める姿勢、それを貫く努力。
試合前、守備に就く事が無いにも関わらず、立浪はノックを幾度も受けてました。
身体を動かす為。守備から打撃へという意識を忘れない為。。
理由は幾つもあったと思いますが、
もしかしたらその中で引退を決意する何かが芽生えたのかもしれません。
中日入団から22年。
中日ファンで、小学生の頃から宇野勝が好きだった自分にとって、
立浪は宇野をショートからセカンドへ追い立てた敵でした…
が、それが実力だと知るのに時間は掛かりませんでした。
あの10.8 気迫のヘッドスライディングを見せたにも関わらず巨人の胴上げを許した試合。
立ちはだかったのはPL学園の先輩、桑田真澄氏でした。
同じくPL学園の先輩、清原和博氏の2000本安打に花束を贈呈したのが立浪でした。
自分が立浪の姿で一番思い起こすのは、
06年10月の阪神戦。PL学園の同期、片岡篤史氏の引退試合です。
レフトを守っていた立浪の頭上を片岡の打球が越えて行く。。
立浪はゆっくりとその打球を拾いに行き、手に掴むと、
その足で2塁上の片岡の元へ駆け寄ったのです。。
レフトスタンドから見たその姿が頭から離れないのは、
選手立浪和義より、人間立浪和義の姿だったからでしょうか。。
セレモニーでの花束贈呈にその3名の姿があったのも感慨深かったです。
『22年間本当にありがとうございました』
そう結んだ立浪選手の挨拶でしたが、その言葉をそのままお返ししたいと思います。
立浪和義
小さな身体が鋭く振り抜いたバットから、鮮やかに放たれる軌跡…
それは立浪だけが魅せる事の出来る芸術でした。
22年間、本当にありがとうございました。
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- 事務局に通報しました。
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