あいつも…お前も大事だから(妄想ネタ)

甲子園の夜空を、一筋のアーチが切り裂いた。


「やったわね、ありがとう新井ちゃん!」
「ね、姐さん…ぐるじい…ギブギブ…」
「あら、ちょっと力入れすぎちゃったかしら。ごめんね新井ちゃん」

新井がホームランを打ったのが嬉しかったのか、レーツェル監督は思わず有り余るパワーで彼を抱きしめたが、すぐに笑いながら新井を解放する。



祝福の後、ベンチでゴンザレスと兄貴が新井に話しかける。
「いいなぁ…貴浩あんちゃん。オレだって抱きしめてもらいたいのに〜」
「おう新井、俺のレーツェルに抱きしめられた感想を聞こうか」
「いやぁもう姐さんはあったかくて柔らかくて…最高でしたよぉ…はぁ…」
「新井め、後で覚えてろよ…」

新井に対して心の中で密かに嫉妬しつつ、兄貴はレーツェルの元に歩み寄る。


「…なぁレーツェル」
「ん?どしたの知憲さん」
「俺の時も新井みたいに…いやそれ以上に祝福して欲しいものだな」
兄貴の発言が意外だったのか、レーツェル監督はくすくすと笑う。

「なぁに知憲さん、妬いてるの?」
「…あんなものを見せつけられるとつい、な」
「…じゃあ貴方がここ甲子園でホームランを打ってくれたら、とびきり熱い抱擁をプレゼントしましょうね」
「…ああ、あいつ以上で頼むぞ」
「はいはい」

彼が妬いているのも自分を好きだから、心配しているからこそなのだろう。そう思ってレーツェルはまた笑った。




…ひっさびさに愉快な師弟&姐さんのネタ書いたなぁ(笑)
今日の妄想は「愛するが故に」今日の新井ちゃんのホームランの時に、母上やジガンと話してて思いついた妄想。まぁアレです、レーツェル姐さんが大事だから故のことなんです(笑)



さぁ、明日はBBHでもやってくるか。英雄廃…もとい英雄杯に参加してやられてきます(爆)

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