節目の500安打!浜中治

1996年和歌山県の県大会で青林高校のエース吉見(現横浜)から130mの特大ホームランを放ち、南部高校のエースで4番打者、高校通算で51本塁打を記録、その年のドラフト3位で阪神タイガース入団した男。 
その男は、当時の入団会見で甲子園で場外弾を打つと宣言した。 
そして期待の長距離砲として、高卒の1年目からウエスタンの4番打者として育成された。
この男こそ、浜中治である。
ルーキー年は1軍に6試合登場。横浜の佐々木からヒットを放った。
高卒プロ入りで、すぐに1軍を経験したものの、なかなか定着できなかった彼が、目覚めたのは5年目の事であった。
広島戦で放ったプロ1号本塁打が、逆転サヨナラアーチ。
この一発で吹っ切れ、これでほぼレギュラーに定着したと思われた。
しかし、2002年、名古屋ドームでのダイビングキャッチ中に骨折。
思えば、これが浜中と怪我の関係の始まりである。
2003年は、5月20日に右肩を捻挫、そして6月13日に右肩を脱臼。
あの怪我である・・・・
肩の不安を抱きながら、2005年中盤から復活、2006年は139試合に出場、20本塁打 75打点 .302と過去最高の成績を残した。
そして2007年の今、金本に次ぐ主砲と期待されつつも、極度の打撃不振に陥った。
常に怪我との戦いを余儀なくされる中で、折角のチャンスを、つかみ損ねている。
そんな、浜中が、スタメンで出場した昨日の第一打席、チャンスを広げる綺麗なヒットを放った。
これが、彼にとって通過点である通算500安打だった。
その500安打を、自ら次の打席で、ホームランで祝福。
3安打の猛打賞で結果を残し、打撃不振からの脱出を見せ付けた。
500安打、浜中にとって単なる通過点であってほしい。
虎の一員としての意地。かつて、阪神の4番を務めた男・浜中。
まだまだ存在感を誇示し、レギュラー復活を目指してほしい。
とりあえず、おめでとう、浜中治。
甲子園で場外弾、いつか必ずや見せ付けてくれると信じて待っています。

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