バッティング練習の時の外野で球ひらいをやっている心境

昔、東京ドームで某球団の試合前の練習で外野で球ひらいをやっていた。
もちろん外野には、子供が多く、ボール欲しくて声をかけてくる。
最初は、ユニホームが城島なんで後姿で子供達が城島が来ていると思っていた。
優しくボールを何球かあげているうちに馴れ馴れしくなって来た。
最初は、「城島さん〜」と声をかけてきたけど、慣れると「城島〜！」と呼び捨てにし始めた。
腹の中では、「お前より年上だのに呼び捨てしやがって！」と思いボールをあげなかった。
（ちなみにあまりボールは、あげれません。球団のボールなんで・・・・・・・）
そのうち子供はいっぱいいろんな子供を連れて来て言いたい放題！
「城島、ボールくれ！」「けち！」などを言い始めた。
そのうち相手にしているとキリが無いから無視するしかないでした。
腹の中では、「馬鹿やろ！言いたい放題いいやがって！」と思っても言えなく、球ひらいより子供が気になってしょうがなかったです。
あるＯＢ選手から聞いたのですが、現役時代やはり同じ気持ちだったそうです。
ちなみに声は、聞こえてますよ。応援する時は、綺麗に応援しましょう！
ところで２００５年のプレーオフのソフトバンクＶＳロッテ戦に行った時もそうであった。
第４戦ライトで見ていたら中継ぎで吉武が出てきた。
周りが「え〜！なんで吉武なんだ」と言う声に怒りましたね。
「自分のチームをけなしてどうする？ここは、踏ん張ってくれ！と思うのが本当のファンでしょ？」と
言いました。
当然です。
特にピッチャーは、メンタル的に弱いからファンが応援しないといけないのが本当のファンですね。
ベンチで自分のチームの選手をけなす人は居ないけど客席では、けなす人が多い。
状況を読めない人も居た。
また悔やんだ事も合った。
第５戦で試合の途中で写真下さいと子供連れのお母さんが来た。
「試合後にまた来てね」と言った。
当然、周りにも迷惑かけたくないのもあっての配慮だった。
ところがホークスが負けた瞬間、客席は、重くなった。
その時、先ほどの子供連れが来て「すみません、写真とって下さい」と言った。
すでにそのような状態ではなかった。
ここで写真など撮ったら周りに良くないと思い「すみません、今このような状態なのでそんな心境じゃありません、ごめんなさい」と丁重に断った。
「なんなの？写真ぐらいいいじゃないの」と子供を連れて帰っていった。
今、思えばあの時写真とってあげたら良かったと反省している。
おかあさんじゃなく子供に対して申し訳ないと思った。
もちろんいい事もあった。
あの時に福岡の阪神ファンがレフトでホークスを応援してくれた。
その事が気になり日本シリーズにレフト側最上段に垂れ幕を作った。
「阪神頑張れ！ホークスファンより」
第五戦の応援のお返しだった
もちろん周りは、ロッテファンばかりだが、誰も怒りはしなかった。
その当時、あるロッテファンから聞いたのだが、凄くマナーがいいファンは、ロッテファンですと
言っていた。
確かにその通りです。どこの球団がどうのこうのじゃなく野球に対して暖かく見れるファンが多いのは、ロッテファンであり、ロッテの選手が多い。
今は何処のファンがどうのこうのより純粋に野球が大好きなだけですね。
純粋な野球ファンていいですね！