ヒーローインタビュー

アナウンサー(ア)：放送席、放送席。そしてお茶の間のスワローズファンの皆さん。
今日のヒーローはもちろんこの２人。安藤投手とアンディ・シーツ選手です。
安藤投手、ナイスピッチングでした。
安藤(安)：ありがとうございます！
ア：打率１割のグライシンガー投手に見事なタイムリーを打たれたわけですが？
安：なんか、今日は１塁側の埋まり具合がいつもと違ったんで、ずっと違和感が拭えなかったんですが、それが結果に結び付いたんだと思います。
ア：これでタイガースは２連敗。しかも２試合とも一方的な試合です。
安：打つ方がいつものウチらしい攻撃をしてくれたことも大きいと思います。
ア：今、打撃のお話しが出ましたので、シーツ選手。ナイスランでした。
アンディ(シ)：サンキュー！
ア：あの打席を振り返って下さい。ピッチャーライナーをグライシンガー投手が弾きました。セーフなるとは思わなかったんですか？
シ：とにかく、神宮のファンに喜んでもらおうと一生懸命だったよ。
ア：阪神ファンの間からは、ブーイングも聞こえてました。
シ：阪神ファンの中で、今日の試合が今季初観戦だった人が何人いるんだい？そこを考えてくれ。この前フル〜タが辞めると発表したから、今日はいつもは球場になんか来ないスワローズファンがあんなに来たんだろう？
ア：確かに、会社帰りに居酒屋気分で立ち寄ったファンが大勢きていたようです。
シ：スワローズグッズを身に付けていなかった彼らは、フル〜タの応援歌なんか知らないだろうから、きっと神宮外苑前ステーションとか信濃町ステーションまで、酒に酔った勢いで「フルタ、フルタ」とだけ叫びながら歩いていくことだろう。でもいいじゃないか。５年とかに１回のことなんだから。それにボスも同じ考えだったこともあるし。
ア：岡田監督がですか？
シ：じゃなかったら、ハシモ〜トやシノ〜ブを投げさせると思うかい？
ア：では最後にスワローズファンに向かって一言お願いします。
安：来年はスワローズの一員になるかも知れませんので、その時はよろしくお願いします。
シ：アメ〜リカに帰る前にスワローズファンの記憶にも残るプレイができて、最高です。
ア：今日のヒーロー、安藤投手とアンディ・シーツ選手でした。


(ヒーインの最中、レフトスタンドからは大音量の蛍の光)