スポーツとドーピング
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南南西
2007年07月25日 14:03 visibility43
ここのところ、サッカーから離れていますが。
来月には新シーズンが始まるので、そろそろ移籍情報を確認しなくては〜せめて新しいインテルがどういうことになるのか確認しなくては〜とオフィシャルサイトのメンバー表を見ているのですが。
今更ながら、イタリア人の少なさに苦笑い。
夏のメルカートではフィーゴの残留よりも大きなものはないと思うのですが、グロッソのリヨン移籍はやはり一覧を見ていると切なくなります。
プリマヴェーラからまた数名上がってくるのでしょうが……いくら「インターナショナル」という名を掲げたチームとはいえ、新しい規定なんぞを考えると不安です。
で、サッカーから離れる原因はツール・ド・フランス。
序盤に落車して大怪我を負ったせいで総合優勝からは遠ざかったものの、爆発的な走りで魅せてくれていた選手のAサンプルが血液ドーピングで陽性。
Bサンプルの結果が出るまでは完全に黒とはいえませんが、ドーピングに使われた血液が他人のものであるということからチーム丸ごと撤退という事態になった。
他人のものである=外部に協力者がいる、そしてアスタナというチーム自体に前から疑惑が上がっていたので、ここにきて一気に加速したのだろうか。
サッカーも今現在、ドーピングは大きな問題だと認識している。
ただ、WADAが定める禁止リスト国際基準に対して、サッカーは緩く自転車は厳しいというイメージがとうしてもぬぐえない。
正直、自転車の場合はやりすぎだと思う。UCIの出場チーム認定方法にも疑問が多々あるし、もう少し改善が必要なのではないのだろうか。
逆にFIFAは最低でもWADAの規定順守をすべきではないのだろうか。
確かに一度陽性とされると2年間の出停となる。選手としての寿命が短いプロスポーツの世界で2年というのは確かに大きい。
しかし、問題なのは2年間というものではない。
イヤならドーピングなんぞをしなければいいのだ。
そうすれば出停をくらうこともなければ、その後のイメージダウンによる選手生命断絶なんてこともおこらない。
見るだけの立場からはわからない苦悩が選手たちにあるのも事実だろう。
結果がすべて。
そういう世界でのことはどれだけ精神的重圧を受けるのか、想像の範囲外だ。
「ドーピングをしないと勝てない。なぜなら他がやっているから」というのは言訳にはならない。
確かに出場選手全員のドーピング検査をやるのは難しいだろうし出来ないだろう。
だからこそ、すべてをクリーンにする必要がある。
プロの選手はその場所にいることがすでに選ばれているという証拠。
さらにその中から選ばれるために、ドーピングに頼ることは絶対に止めてほしい。
ただね。
治療薬に関してはもう少し柔軟になる必要があるのではないかとも思う。
必要な量というのは個人差が大きいものだから。
- 事務局に通報しました。
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