合宿

 土日は、フットサルの合宿だった。ワンタッチのボール回しな
どでウォーミングアップをやったあと、だれからともなくオシム
の練習みたいなことをやろうということに。キーパーを除くと9
人。とりあえず3人一組で3チームつくる。1stユニ(黒)、2ndユ
ニ(黄)、ビブス(赤)と色分けをしてみる。で、どういう練習
をするかが問題だった。
 「6対3のボール回しをするか」「ボールを取った時点で、6の
ユニットを変えれば」「黒は黄しかパスできないとかルールを作
れば」「でも、それだと、黒は黄とワンツーが出来ず、パスしたら
終わりだ」「難しい……」とまとまらない。だいたいだれ一人と
してオシムの練習を見たことがないのだ。雑誌の情報で想像して
いるだけなのだ。
 結局、ゴールを三つつくる。キーパーがフリーマンになって、
常に攻撃するゴールを指示する。指示したゴールを守るチーム
が自動的に守備にまわる6対3である。最初、だれにパスしていい
のか分からず、大変だった。しかも、スペースが狭いために、子
どものサッカー状態である。
 スペースを広くしてみた。しばらくして、ようやく要領をつか
む。しかし、頭を使うために、疲労が激しい。自分らでルールを
作って、いわば3枚のビブスなのに大変さを感じる。代表やジェ
フの選手は大変なことをやっているんだということをレベルの低
いところで実感する。
 仕上げは、5対5のゲームだ。でも、ただ、だらだらするだけで
はつまらないので賭けることに。1点入った時点で終了。勝ったチ
ームは、それぞれ1ポイント獲得である。どんどんメンバーを変え
てゲームを行った。
 7ゲームもすると、借金が5ポイントもある人が出てくる。8ゲー
ム目は2ポイント賭けてやる。最後の9ゲーム目は、一番借金があ
る人も挽回できるだけの10ポイントにする。もちろん、レートは借
金組からの提案である。つまり、最後の試合に勝った人が賭けに
勝つというレートだ。だから、2点先取に。
 私は、貯金チームだった。最初、1点先制される。これで、俄然
盛り上がる。そして結果は大逆転。貯金チームがさらに貯金を増や
したのである。

 その後は、お待ちかねの宴会だ。まあ、合宿といっても、泊まり
で飲めるのが最大の目的であったりする。今回は旅館に泊まったの
で、まずは宴会。そして、二次会は部屋飲みだ。二次会のときに、
私が作ったサッカー問題を、みんなに挑戦してもらう。50問中、20
問正解すれば優秀というレベルの問題だ。みんなが問題を解いてい
る間に、酒やつまみを調達。そして、サッカーな夜はいつまでも続
くのであった。

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