サウジアラビア

 いつの間にか、アジアで負けることを忘れていた。

 前回のアジアカップに勝ったし、W杯アジア予選では本大会出場
一番乗りだった。難敵だと思われたオーストラリアに勝利した時点
で、かなり慢心になっていたのかもしれない。でも、決勝に進出で
きなかった。負けるべくして負けた感じである。

 1失点目、2失点目ともに、見ていて「入れられそう」って雰囲
気を感じた。その時間帯だけ、妙に日本選手が浮ついているような、
集中がとぎれているような、試合に気持ちが入っていないような感
じがした。
 正直言えば、1点失ったとき、「失点したほうがいいかも」とさえ
思った。
 その後、すばやく点を返したのは素晴らしい。でも、3失点目は
完全にやられている。高原がオーストラリアに仕掛けたように、キ
ックフェイントでDF二人を置き去りにして、切れ込んでニアにシ
ュートって、もう脱帽もの。

 ともかく。
 相当、体力を消耗していたのかなぁ。パスは回るのだが、パス&
ゴーのやりすぎで、守っている相手よりも体力を消耗していないか。
 得点力不足? 今回は、そんなことないだろう。
 シュートを打たない? もう、今にはじまったことではない。
 分かっていても、どこかやりきれない気持ちが残る。これって、
慢心?

 サウジアラビア戦の前に放送していたイラク対韓国の試合。後半、
延長と見ることができたが、これまたレベルが低い試合。だからこ
そ、よけいにおごってしまうのか。

 思わず、総括しようとしたけど、まだ3位決定戦が残っていた。
 優勝できないから、オシムを批判しようという気持ちは全くない。
3位決定戦に、今まで出場機会の少ない選手を出すとい公言してい
る部分、目先のことを考えていないところがありがたい。監督の立
場、JFAとの立場なんか、へとも思っていないんだろうね。
 

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