うーん、どうでしょう！俊輔の噂

プレミアリーグのアストンビラが、日本代表ＭＦ中村俊輔（２８）の獲得に動きだした。中村放出の可能性をセルティックに問い合わせたと英スカイスポーツが報じた。プレミアリーグのクラブが中村の獲得に動いたのは初めて。欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）マンチェスターＵ戦でＦＫを２本決めたことで同リーグ内での評価が高まり、今後、第２、第３のクラブが獲得に名乗りを上げる可能性が出てきた。
　欧州最高峰の舞台で輝きを放った中村に、プレミアリーグが初めて食指を動かした。スカイスポーツはアストンビラが、中村獲得を狙いセルティックと接触したと報じた。具体的な移籍金などは設定されていないもようで、身分を照会するレベルの打診だが、セルティック側に中村放出の意思があるかを確認しているという。米国人企業家のラーナー会長が「中村は標的」と明言したとの一部報道もある。
　アストンビラは、セルティックより１４年早い１８７４年創立の名門で、昨年８月に就任したオニール監督は０５年５月までセルティックを率いていた。その時から中村に関心を持っていたが、当時は資金難で獲得に至らず、セルティック退団後に中村が入団したといういきさつもある。昨年８月には古巣から、ＭＦペトロフを引き抜くなどパイプは太い。
　今季１１位と低迷したアストンビラが目指すのは中盤の補強だ。既にウェストハムの元イングランド代表ＭＦレオ・コーカー獲得に本格的に乗り出し、またアヤックスＭＦスネイデルどりの動きも浮上している。中村獲得もその一環だ。
　ＭＶＰ、リーグ連覇など８冠を獲得した実績に加え、欧州ＣＬでの活躍が中村の評価を高めた。特にＦＫへの評価は絶大で、対戦したマンチェスターＵのファーガソン監督から興味を持たれて１対１で話しかけられたほど。欧州ＣＬやＵＥＦＡ杯の出場権のないアストンビラは移籍先として現実味は薄いが、今後、他のクラブも獲得に名乗りを上げる可能性は高い。 ＜!--- __entry_body_end__ ---＞