【スポーツコラム】藤川が移籍したカブスと、古巣タイガースの共通点

  • news
    2012年12月25日 17:04 visibility1993

阪神から海外FAを行使した藤川球児投手が、シカゴ・カブスへ移籍しました。

カブスへの入団が決定後、藤川が記者会見で、「やっぱり(阪神と同じ)縦じまなんだと思った」と発言していたようですが、意外にも阪神とカブスには共通点があるんです。

今回はこの2球団の共通点を3つ紹介したいと思います。

<正しい呼び方はシカゴ・カブズ>

実は、「シカゴ・カブス」という呼び方は間違いで、本当は「シカゴ・カブズ」というのが正しいのですが、日本では「カブス」という呼び方が一般的です。

シカゴ・カブスという名前の存在が日本で知られたのは、戦前の頃です。おそらくまだ英語が一般的ではなかった当時、カブズをカブスと間違って表示されてしまったものの誰も気付かずに、そのままカブスという名前が日本で定着してしまったのでしょう。

因みに、藤川が所属していた阪神タイガースも、英語での正しい呼び方は「阪神タイガーズ」になるはずなのですが、日本では「タイガース」という間違った呼び方が定着しています。

<ヤギの呪い>

シカゴ・カブスは、1945年にワールドシリーズに出場して以来、一度もワールドシリーズに出場していません。

その理由として「ヤギの呪い」という都市伝説が有名です。

その呪いとは、1945年にカブスがワールドシリーズに出場したときの第4戦に、ビリー・サイアニスというカブスの大ファンだった人がヤギを連れて試合を観戦しようとしたところ、ヤギの臭いを理由に入場を拒否されてしまいました。

それに激怒したビリー・サイアニスが、「2度とリグレーフィールド(カブスのホームスタジアム)でワールドシリーズが開催されることは無いだろう」と言い放ってスタジアムを後にしたそうです。

そして、その呪いのせいか、1946年から現在まで、カブスは一度もワールドシリーズに出場していません。

阪神タイガースも、「カーネル・サンダースの呪い」に長い間苦しめられました。

1985年に阪神が優勝したときに、喜んだ阪神ファンがケンタッキーフライドチキン道頓堀店の店頭にあったカーネル・サンダース像を道頓堀に投げ込んで以来、阪神が優勝ができなくなったという呪いがありました。

カブスの呪いが続いている一方、阪神は2003年に優勝してその呪いが解かれ、2009年にはその像は発見されました。

元阪神の藤川によって、ヤギの呪いが解かれるかどうかが注目です。

<ホームスタジアムにはツタが>

シカゴ・カブスのホームスタジアムであるリグレー・フィールドの外野フェンスには、ツタが生い茂っています。

試合中、バッターが打った打球がツタの中に入り、行方不明になってしまうことがあります。
もしも外野手がボールを見つけられなかった場合は、エンタイトルツーベースになるという特別ルールが設けられています。

阪神のホームスタジアムである甲子園球場の外壁にも、ツタが植栽されています。数年前に甲子園球場を改修していたときには一旦ツタが取り払われてしまいましたが、改修が完了して以降、再びツタを植え始めました。

<熱狂的ファンであるカブスファンを喜ばせることが出来るか?>

以上、阪神とカブスの共通点を紹介してきましたが、最後にもう一つ、両球団の共通点を紹介します。

それは、両チームとも熱狂的なファンに支えられているということです。

カブスのファンは、相手チームがホームランを放つと、必ずそのボールをグラウンドに投げ返すといわれるくらい、熱いファンが多いチームです。

同じく熱いファンに支えられていた阪神で活躍していた藤川が、カブスファンに受け入れられるような活躍ができるのかどうか、来シーズンのカブスが楽しみですね。























































chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。