ボールはトモダチ
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シャンクス
2009年11月13日 09:37 visibility80
人気コミック”キャプテン翼”の有名なフレーズです。
以前の記事にも書きましたが、リトルのコーチをやっています。
先日、リーグの体験入部のイベントをお手伝いしてきました。
昨今の少子化、また趣味の多様化などから子供の野球離れが懸念されてますが
我がリーグも深刻な部員減少に悩んでおります。
硬式という理由から、「危険」「用具が高い」「経費が高い」・・等々の声を父兄の皆様方から
よく耳にします。
用具・経費が高くつくことについては、受益者負担になるので甘んじて受け入れていただくしか方法はないのですが・・危険についての質問に関しては「私」が応答担当者(なぜか?)になっています。
使用する硬球ですが、プロや高校野球で使用するものと大きな違いはありません(若干サイズダウン)触れば硬いですよ(笑)ええ、石ころ並みに硬い。当たれば大人でも痣が出来るしグラブの芯で捕れば脳天まで響きます(笑)
練習でノックしてて怖がる選手に「怖がるな!」とか叱るコーチもたまにいますが・・根拠がないので問題解決には至りません(苦笑)
さて、先日の体験練習後に参加されたひと組の父兄と子供から「今軟式でやってるんですが、子供がやはり硬球を怖いみたいで・・」というような事を言われました。
私は子供に向かって「怖いかい?」子供は軽く首をひねりました。
私はおもむろにはめていた腕時計(ええ安物ですが)を外して、その子供にそっと放り投げてやりました。びっくりした子供はまだはめていたグラブで慌ててキャッチしました。
「そうなんだ、怖いものじゃなく大切なものなんだ」「軟球も硬球も同じだよ」
この行為は、実はずいぶん昔の本で確かアメリカのどこかのリトルの監督さんがやはりボールを怖がる選手に接する場面。普段から野球はデータ・理論とはばかりなく公言する自身でありますが、関わる選手に”この一球”の魂がなければ意味がありません。
翌週、父兄に連れられた子供が入部届けを持参してグラウンドにやってきました。
一緒に楽しくやろうな!
- 事務局に通報しました。
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