ファジアーノ岡山2017シーズン前考察Part7「開幕戦に向けての仕上がり具合は?」その2
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杉野雅昭
2017年02月19日 23:38 visibility128
3、根本的誤り
さて、3章では、出てくるであろう反論意見に関しても答えさせて頂きます。
その反対意見ですが、昨季まで所属した「岩政 大樹」が居なかったシーズンでも堅守であった。
これは、事実ですが、堅守誇ったシーズンは実は、最終ラインは空中戦に強い壁を、実は築いていました。
試合によっては、植田 龍仁朗、後藤 圭太、4近藤 徹志の3人の組み合わせがあり、空中戦にJ2屈指の跳ね返す力がありました。
もしくは、真ん中に6竹田 忠嗣が任されビルトアップ、フィード、DFライン統率により高いポゼッションと堅守を築いてきました。
空中戦の強さに関しては、後藤 圭太が一番安定感があり、不安定であったものの植田 龍仁朗は高さだけであればチーム1でした。
現在は、4近藤 徹志のみ残っているが、3バックにおいて一番適性が低いだけではなく、長期離脱の怪我を繰り返しており、主軸として期待し辛いという選手です。
かつての堅守を築いた岡山山脈は、既に無くそこをカバーしていた岩政 大樹も今季は居ない。
更に年々J2でも長身選手が増えており、本来であれば、この部分に対する対策を進めなければならないが、この部分が不十分。
松本に関しては、この問題点にプレーオフで気づき、14喜山 康平を戦力外という非情な決断を下した。
14喜山 康平、6竹田 忠嗣、39篠原 弘次郎という3人の組み合わせは、地上戦では高いレベルにあっても空中戦に弱いという明確な弱点を持っているという事が、リーグ戦ですぐに露呈されてしまう事は間違いないと、私は指摘させて頂きます。
4、本当に無策なオフだったのか?
否、実は的確な補強がされています。
昨季は、空中戦に強い新人CBとして23久保 飛翔を岩政 大樹の後釜とし獲得しましたが、怪我で大事な実戦経験を積めず、J1昇格を逃したことで、岩政 大樹も責任を取り、岡山を退団しました。
今季も空中戦に強いCBの新人である27塚川 孝輝を、即戦力として獲得し、更にKリーグで実績のある33張 碩元(チャン・ソグォン)を獲得し、一定の空中戦に強い選手が揃えている。
しかし、怪我が癒えたと思われた23久保 飛翔が保蔵治療の結果完治せず、手術に踏み切り長期離脱。
33張 碩元(チャン・ソグォン)も大事な時期に怪我で練習に参加できず、開幕にも間に合わない。
27塚川 孝輝と怪我から戻ってきた4近藤 徹志の2人しか空中戦に強い選手がおらず、同時起用も難しい状況。
これは不運としか言えないトラブルが重なっており、制空権に関しては、厳しい状況と言えるでしょう。
ポジティブに考えるならば、27塚川 孝輝を実戦投入させる理由が出来、経験を積ませる事が出来る事。
しかし、後手後手に回っている印象も拭えず、空中戦に強いCFが増えているJリーグにおいて、その流れに対する対策は、不十分。
この部分に対する明確な答えを示すことが出来なければ、ロングボール主体の攻撃で失点を重ね、リードしていてもパワープレにより失点を重ねるという事態も考えられる。
5、この問題への解答
当然この部分に対して、指導陣は明確な答えを持っている筈である。
考えられるべき4近藤 徹志と27塚川 孝輝の起用に関して、述べさせて頂きます。
まず、4近藤 徹志に関してですが、私であれば、スタメンから起用する事はありません。
やはり怪我が怖いので、リードしている時間帯に相手がパワープレーをして来た時に投入します。
怪我で弱ったフィジカル的脆弱性による不安は払しょくでき、短い時間での起用であれば、高い確率で空中戦に勝てる強さがあります。
27塚川 孝輝に関しては、スタメンで起用せざる得ないでしょう。
その場合は、一般的な起用法は、14喜山 康平・6竹田 忠嗣・39篠原 弘次郎の誰かを外す事にはなりますが、14喜山 康平は、貴重な左利きで、総合力の高さから外せない選手である。
後の二人のどちらかは、監督の判断によるでしょう。
実は、奇策としてもう1つあります。
27塚川 孝輝をCB寄りのDHとして起用する事です。
低い位置に留まるという制約が生まれるもののセカンドボールの回収やDFラインまで届かないロングボール対策といった両面の効果が期待できます。
CBの前に立ち塞がる選手としては、当たりに強くドリブルを仕掛けてくる選手に対しての抑止効果も期待できます。
CBであれば、自陣深くに留まる事は普通で、バランスを取り易いですが、DHとなるともう1人のDHとの兼ね合いや前線と最終ラインの距離感、パスの通過点として上手く繋ぐ事。
色々な事が求められるので、難しい起用法ではあるもののこれが機能するのであれば、採用してみたい起用法であると思います。
以上から4近藤 徹志のベンチ入りと27塚川 孝輝のスタメン起用は、現状考える選択で有効な手段と言える。
補足として、セットプレーの守備に関しては、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)という高い選手もあり、1トップに19片山 瑛一を起用できれば、ある程度戦えるでしょう。
本来であれば、25武田 将兵もDHで起用し、高さ対策を万全にしたい所ですが、これはやり過ぎではありますね。
これはあまりやりたくないですが、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)をCBとして起用する方法も緊急時にはあり得る。
さて、3章では、出てくるであろう反論意見に関しても答えさせて頂きます。
その反対意見ですが、昨季まで所属した「岩政 大樹」が居なかったシーズンでも堅守であった。
これは、事実ですが、堅守誇ったシーズンは実は、最終ラインは空中戦に強い壁を、実は築いていました。
試合によっては、植田 龍仁朗、後藤 圭太、4近藤 徹志の3人の組み合わせがあり、空中戦にJ2屈指の跳ね返す力がありました。
もしくは、真ん中に6竹田 忠嗣が任されビルトアップ、フィード、DFライン統率により高いポゼッションと堅守を築いてきました。
空中戦の強さに関しては、後藤 圭太が一番安定感があり、不安定であったものの植田 龍仁朗は高さだけであればチーム1でした。
現在は、4近藤 徹志のみ残っているが、3バックにおいて一番適性が低いだけではなく、長期離脱の怪我を繰り返しており、主軸として期待し辛いという選手です。
かつての堅守を築いた岡山山脈は、既に無くそこをカバーしていた岩政 大樹も今季は居ない。
更に年々J2でも長身選手が増えており、本来であれば、この部分に対する対策を進めなければならないが、この部分が不十分。
松本に関しては、この問題点にプレーオフで気づき、14喜山 康平を戦力外という非情な決断を下した。
14喜山 康平、6竹田 忠嗣、39篠原 弘次郎という3人の組み合わせは、地上戦では高いレベルにあっても空中戦に弱いという明確な弱点を持っているという事が、リーグ戦ですぐに露呈されてしまう事は間違いないと、私は指摘させて頂きます。
4、本当に無策なオフだったのか?
否、実は的確な補強がされています。
昨季は、空中戦に強い新人CBとして23久保 飛翔を岩政 大樹の後釜とし獲得しましたが、怪我で大事な実戦経験を積めず、J1昇格を逃したことで、岩政 大樹も責任を取り、岡山を退団しました。
今季も空中戦に強いCBの新人である27塚川 孝輝を、即戦力として獲得し、更にKリーグで実績のある33張 碩元(チャン・ソグォン)を獲得し、一定の空中戦に強い選手が揃えている。
しかし、怪我が癒えたと思われた23久保 飛翔が保蔵治療の結果完治せず、手術に踏み切り長期離脱。
33張 碩元(チャン・ソグォン)も大事な時期に怪我で練習に参加できず、開幕にも間に合わない。
27塚川 孝輝と怪我から戻ってきた4近藤 徹志の2人しか空中戦に強い選手がおらず、同時起用も難しい状況。
これは不運としか言えないトラブルが重なっており、制空権に関しては、厳しい状況と言えるでしょう。
ポジティブに考えるならば、27塚川 孝輝を実戦投入させる理由が出来、経験を積ませる事が出来る事。
しかし、後手後手に回っている印象も拭えず、空中戦に強いCFが増えているJリーグにおいて、その流れに対する対策は、不十分。
この部分に対する明確な答えを示すことが出来なければ、ロングボール主体の攻撃で失点を重ね、リードしていてもパワープレにより失点を重ねるという事態も考えられる。
5、この問題への解答
当然この部分に対して、指導陣は明確な答えを持っている筈である。
考えられるべき4近藤 徹志と27塚川 孝輝の起用に関して、述べさせて頂きます。
まず、4近藤 徹志に関してですが、私であれば、スタメンから起用する事はありません。
やはり怪我が怖いので、リードしている時間帯に相手がパワープレーをして来た時に投入します。
怪我で弱ったフィジカル的脆弱性による不安は払しょくでき、短い時間での起用であれば、高い確率で空中戦に勝てる強さがあります。
27塚川 孝輝に関しては、スタメンで起用せざる得ないでしょう。
その場合は、一般的な起用法は、14喜山 康平・6竹田 忠嗣・39篠原 弘次郎の誰かを外す事にはなりますが、14喜山 康平は、貴重な左利きで、総合力の高さから外せない選手である。
後の二人のどちらかは、監督の判断によるでしょう。
実は、奇策としてもう1つあります。
27塚川 孝輝をCB寄りのDHとして起用する事です。
低い位置に留まるという制約が生まれるもののセカンドボールの回収やDFラインまで届かないロングボール対策といった両面の効果が期待できます。
CBの前に立ち塞がる選手としては、当たりに強くドリブルを仕掛けてくる選手に対しての抑止効果も期待できます。
CBであれば、自陣深くに留まる事は普通で、バランスを取り易いですが、DHとなるともう1人のDHとの兼ね合いや前線と最終ラインの距離感、パスの通過点として上手く繋ぐ事。
色々な事が求められるので、難しい起用法ではあるもののこれが機能するのであれば、採用してみたい起用法であると思います。
以上から4近藤 徹志のベンチ入りと27塚川 孝輝のスタメン起用は、現状考える選択で有効な手段と言える。
補足として、セットプレーの守備に関しては、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)という高い選手もあり、1トップに19片山 瑛一を起用できれば、ある程度戦えるでしょう。
本来であれば、25武田 将兵もDHで起用し、高さ対策を万全にしたい所ですが、これはやり過ぎではありますね。
これはあまりやりたくないですが、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)をCBとして起用する方法も緊急時にはあり得る。
その3に続く。
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