2014年巨人のルーキー回顧-3(その2):田口と平良についての感想

田口と平良を最初に「見た」のは,むぎゅうさんの1/10の日記(+動画)(http://labola.jp/diary/205715002)でした.第1印象は,「田口は子どもっぽい顔をしているな,平良はアップで手を抜いているな.」という程度のものでした.その程度の印象しかなかったのに,それが大きな期待に変わったのは,むぎゅうさんの6/9の日記(+動画)(http://labola.jp/diary/432905002)です.巨人の高卒投手育成方針により,この日に試合(独立リーグとの交流戦)で初めて投げた2人.先に投げた田口は1回無失点2三振という堂々とした内容でした.独立リーグの打者とはいえ,対戦するすべての打者が田口の速球(140キロ前半)に振り遅れており,スライダーのキレもすばらしい上に,クイックも見事なものでした.「さすがは,2013年高校生No2左腕(1位はもちろん松井投手(楽天))といわれただけはあるな.ワンポイントなら1軍でも使えるのではないか.」と感じた私は田口に惚れ込みました.次に投げた平良はまとまってはいるものの,球威でいえば田口より相当見劣りし,結果も1回1失点ともう1つの内容で,この時の私の印象は,田口>>平良でした.


 その後順調に登板を重ねた2人は,恒例の8月の東京ドームでのイースタン公式戦を任されるまでになります.そして,その前日の試合で先輩投手陣が10失点を喫したヤクルト打線を,2人で零封してしまうのです.

8月7日の東京ドームでの巨人-ヤクルト(イースタン公式戦)での2人の結果

平良 5回1安打2三振1四球無失点
田口 4回2安打6三振1死球無失点

 この結果からだけでも,安定したコントロールで打たして取る平良と,球威で三振を奪いまくる田口の特長が見て取れますね.2人の投球ぶりは,むぎゅうさんの8月8日の日記(http://labola.jp/diary/645525002)でたっぷり見ることができます.この日の平良は,特に,斎藤雅を思わせますね.

 高校時代から評判の高かった田口はともかく,平良のような投手をドラ5で獲得する巨人スカウト陣の能力は大したものだと思います.[「田口>>平良」で始まった私の2人への印象ですが,今は,特に平良に肩入れしたいですね.順調なら,平良は,来年は2軍の先発ローテーションに入って10勝前後を上げるでしょう.田口については,平良に比べて波があるので,予測は難しいです.先輩の左腕先発陣(阿南・今村・松本竜)の結果や起用次第ですが,リリーフなら二軍の勝ちパターンに入ってくるでしょうし,先発でもそこそこ(5勝5敗位?)の結果は出すと思います.1軍での起用ですが,今年はドラフトで即戦力の投手を左投手も右投手も複数獲得したので,来季に2人を1軍で見る可能性は低いでしょうね.2軍レギュラーとしてじっくり来年は力をつけて,再来年の1軍デビューを期待したいと思います.G球場で彼らを見るのが楽しみですね.

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