巨人:中井の降格について
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元大阪爺
2012年08月06日 11:09 visibility347
中井の降格について舎人さんの日記の所で熱い議論が交わされています。私も少し参加しましたが、議論は熱く、同じ巨人ファン同士で言い合いになりそうでしたので、自分の日記で今の自分の考えを整理しておきたいと思います。
・個人的には、今回の降格には納得しています。
理由
・現在、巨人は中日と優勝を争っていて、しかも、もっとも大事な時期である8月を迎えている。
・8月は2位中日と8試合もあり、2試合を消化したが残り6試合ある。
・したがって、「現在1軍で必要な戦力」が最優先。
・中井と比較対象すべきは、エドガー・加治前・石井であり、この3人より同等以上であることを示せなかった以上、降格もやむを得ない。
(ちなみに、去年の比較対象はライアルだったので、中井を出し続けるべきでした)
説明(推定含む)
・中井が昇格になったのは、6-7月好調だったエドガーが不調になったためです。他方、2軍で中井が好調なので、「不調のエドガー」と「2軍で好調の中井」を比較するために、1軍で一定の成績を残していた加治前を降格させて中井を上げたわけです。
・そしてすぐに、首位を争う中日の試合でスタメンで先発させました。相手先発はソト投手で、そのソト投手から前回の対戦で2点本塁打を打っているエドガーを外してまで先発させたわけです。確かに他の打者も打てなかったけど、中井は「可能性」すら示せませんでした。相手投手よりも自分と戦っている感じで、ファーストストライクをしゃにむに振っている印象でした。
・他方、次の試合で代打に出たエドガーは、良い当りのレフトフライで、この時点で、「不調のエドガー」>「2軍で好調の中井」という判断が下されたと思います。
・なお、1軍で一定の成績をのこしていた加治前が中井のかわりに落ちたのは、「右の代打兼外野手は3人もいらない。」という1軍の編成上の理由です。谷・矢野・加治前とならべたときに、加治前が一番劣ったので落ちたわけです。加治前>中井と判断されておちたわけではありません。それでも、加治前の代わりに上がった以上は、中井は加治前と同等以上であることを示さなくてはならなかったと思います。しかし、結果の示すものは、加治前>中井でした。中井へのチャンスの少なさを問題にされる方がおられますが、加治前も非常に少ないチャンスで地味ながらアピールを続けてきました。それで、しぶとく1軍に残ってきた訳ですが、「現在1軍で必要な戦力」という観点から降格したのですから、それと同じ基準が中井にも適用されるべきです。
・1軍で必要とされているのは、「左の代打、1塁手」です。中井の代わりに上がって来た石井は、その条件を満たし、かつ、代打として最初の打席でタイムリーヒットを放ち、2度目の代打では四球でした。すぐに結果をだして、編成上の理由に加えて、打撃でも石井>中井であることを示し、首脳陣の判断の正しさを示したと思います。
・なお、2軍で打てた投手が1軍で打てないことについては、2軍は勝負よりも鍛錬の場であるのに対し、1軍は勝負優先であるため、配球が異なってくることが一番大きいでしょう。端的にいえば、「2軍の投手はストライクで勝負するが、1軍の投手はボールで勝負する。」という所でしょうか。したがって、何より選球眼が要求されます。選球眼において、エドガー・石井・加治前に加えてボウカーと比較しても、中井は現状では劣ると思います。中井にとって、不運だったのは、中日のキャッチャーが、配球ではセリーグNO1の老獪な谷繁捕手だったことです。
・中井はまだ23才と若いので、1軍の打席で、自分の思いをコントロールするのは難しいと思います。しかし、それができなければ1軍には残れない。天才:坂本は別格にしても、加治前にできていることが中井にできない訳はないと思います。2軍で結果を出し続けていれば、また、必ずチャンスはあると思うので精進を続けて欲しい。
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- 事務局に通報しました。
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