リーグにとって,戦力伯仲がよいのか,図抜けたチームがあった方がよいのか?

「・・・どこか物足りない印象を受けるのは,強豪不在の混戦だったからではないか.・・・多くの有望選手が**に流出する#リーグ・・・・アジアでは低迷している.戦力伯仲も長く続けば新鮮味が薄れるし,#リーグの現在地には手詰まり感も漂う.次の20年を見据えた仕掛けも必要だ.突き抜けた実力と人気を持つビッグクラブがあってもいい.」

 これ,今朝の朝日新聞のスポーツ欄に載っていた論評です(N記者ではありません).**が「欧州」で#は「J」で,つまりサッカーのJリーグについて述べたものです.

 お分かりになると思いますが,MLBへの有望選手の流出を自由化する一方,国内チームの戦力均衡だけを図ろうとすれば,同じ状況が日本プロ野球にも生じます.「ドラフト至上主義&MLB流出自由化」論者の人はもう少し考えてほしい.私は別に巨人至上主義ではありませんが,「戦力伯仲がよいのか,図抜けたチームがあった方がよいのか?」の答えは二者択一ではないということは頭にいれてほしいと思います.

 ついでにいうと,欧州サッカーでのビッグクラブの存在が,サッカービジネスを活性化させていることをあげて,戦力均衡を図ることがプロ野球の発展につながるという考え方に早くから疑問を呈していたのは(私が勝手に師匠と思っている)DIMEさんです.
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