巨人が新外国人：ロペスを獲得

2004-2012（9年間）

1036試合,4089打席,打率262本塁打92打点480盗塁25,出塁率292,OPS688

9年間平均

115試合，454打席，打率262本塁打10打点53盗塁3，出塁率292，OPS688

2011-2012（最近2年間）

163試合，490打席，打率231本塁打12打点49盗塁2，出塁率258,OPS622

２年間平均

82試合，245打席，打率231本塁打6打点25盗塁1，出塁率258,OPS622

ということで，最近2年の数字がふるわなかったので日本に来るわけね．本職は2塁だが，サード・ショート・1塁も守れるとのこと．単純に最近2年の数字で考えると，足は遅いが打率2割5分弱，10本塁打，50打点くらいが（悪くても）期待出来る打者と考えて良さそうだ．これが，1塁やサードなら物足りない数字だが，この数字でセカンドを守ってくれたら御の字だろう．

ちなみに，2012年の巨人のセカンドを主に守った寺内と藤村の成績は以下の通り．

寺内：103試合，225打席，打率241本塁打1打点5盗塁11，出塁率307，OPS600

藤村：109試合，279打席，打率252本塁打0打点10盗塁14，出塁率296，OPS594

長打力と打点でロペス＞寺内・藤村である．

ついでに，ショート：坂本とサード：村田の成績を見ると

坂本：144試合，619打席，打率311本塁打14打点69盗塁16，出塁率359，OPS815

村田：144試合，575打席，打率252本塁打12打点58盗塁1，出塁率316，OPS690

ということで，坂本には及ばないが「村田とはよい勝負じゃん．年齢も村田（33才）より４つ若いし・・」という打者である．また，坂本にアクシデントがあったときに，ショートに入ってくれれば，寺内がショートに入るよりは打力のマイナスが小さく成る．

　ということで，穴のセカンドを中心に，大田・ボウカーが伸びて来ないときの1塁およびショート・サードのバックアップとして使える打者ということになる．

スペック的には，楽天に入ったマギー選手（本職は3塁）と同程度だが，ロペスは二遊間を守れることを考慮すると，楽天でのマギーの年俸（1億円＋出来高）に対し，ロペスの契約金1700万円＋年俸8千万円の1年契約というのは妥当な金額のように思う．大体，巨人の場合は，他の球団よりふっかけられてそれを呑んでしまう傾向があるものね．