教員の業務負担調査












































 

熊本県の教育委員会が、公立学校の全教職員を対象に実施したアンケートで、小中学校教職員の9割以上が日常業務に負担を感じていると報じられていました。

 

 



主な理由は、「部活動」や「外部などから依頼された調査」を挙げてあるそうです。

 

 










































 

 



新聞では、教職員の負担感軽減を目指し、アンケートは現状と教職員の意識を把握するのが狙いで、2010年度に続き2回目の実施となる。公立の小中高と特別支援学校の全教職員(1万6889人、非常勤除く)のうち、65・7%が回答した。

 

 

 



日常業務の負担を調査した結果、「いつも感じる」と「ときどき感じる」は、小学校で24・7%と66・0%、中学校で27・0%と63・6%。「感じない」は小学校7・6%、中学校7・2%だった。

 

 

 



最も負担に感じる業務は、部活動(小学校19・7%、中学校21・5%)が最多で、次に依頼された調査、文書処理の順であった。

保護者などへの対応は、小中学校とも約10%だった。



一方、家庭訪問や教材研究、学級通信作成などの負担感は低かったようである。

 

 

 



前回調査で「毎日残業している」と8割以上が答えたことから、平日の残業が減ったかどうかについても質問されており、「あまり変わらない」が最も多く、小学校で57・2%、中学校で54・7%だった。

 



 



教育委員会は「負担感の軽減に特効薬はない。事務処理の改善やパソコンを使った校務の情報通信技術化、適正な部活動の推進に取り組んでおり、今後もできることから改善していく」と話しているが、果たして現場の声が届いているのだろうか?疑問に感じます‥

 

 

 

部活動の外部コーチとして学校教育の一部に関わってはや8年が経とうとしています。

これまで5人の顧問とサッカー部の活動を行なってきましたが、みな口にしなくても大変さがヒシヒシと伝わってきます(;´Д`)

 

 

 

ある顧問は「町~県~国へと同じ内容の書類報告が重複していたり、事務処理が昔に比べて増大していて大変…」ともボヤかれていたことを記憶しています。

 

 

 

また、非常識な親が増えていることも、本来教育を受ける主役の『生徒』に集中できない現況にもなっているようである。

社会的に「モンスターペアレント」という造語までできているくらいで、先生が意識するべき対象が、「生徒」ではなく「親」になってきている教育現場の実情もあるようです。もはや教育委員会だけの努力でどうこうなるものではなくなってきているような気もします…

 

 

 

先生方が負担に感じる「部活動」でしか関わっていない私でも、その大変さは身に染みて解ります。(私の場合は、地域住民のためにある“消防”という仕事柄、好きなサッカーで地域貢献できること、自分の夢を託せる子供を育成できる魅力、やりがいと使命感、自分にとっての活力が部活動でもあります。)大変な分、燃えてくるってもんです(^^ゞ

ただ、その他にも様々な問題に直面している先生方となれば、計り知れない苦労をされているのは、よく分かります゚(゚´Д`゚)゚

 

 

 

この部活動が盛んな地が「熊本県」、全国的にも特殊な土地だと聞いたこともあります。

某テレビ番組「○民ショー」で“教育熱心な県”と言われていたように記憶しています。

確かにそのような風潮があるような気もします。

 


 

例えば、陸上中体連‥中学生だった当時は全国的に行われている当たり前のことと信じて頑張っていました。

 

 

 

が‥指導者となりこれが熊本県だけでしか行われてない実情を知り、大変驚きました(;゚Д゚)!

熊本県で終わる大会のために、各中学校の名誉のため?に、様々な部活動から選手を掻き集められます。陸上界としては、選手の発掘に好条件ですし、高校に目を付けられ進路への選択肢が増える生徒も中にはいるようです。



しかし…本来所属する部活(スポーツ)が満足にその間できなくなってしまうヽ(`Д´)ノ

子供たちがやりたい事を満足にできない期間を作り出し、先生方の負担を増やす。

 

何かメリットはあるのでしょうか?

 

本当に必要なものなんでしょうか?

 

何のために陸上部があるのでしょうか?

 

以前日記http://labola.jp/diary/13322009で取り上げましたが、本当に疑問に感じます…

 

 

 

我々サッカー部の外部コーチとしては、目の上のコブのようなものなんですが…立場上強くは言えない辛さがあります。この調査結果を受けて、この辺りを改善してくれるだけでも教員の負担はかなり減るんですが(/ω\)

 

 

 

学校全体で取り組むため、その数ヶ月間は教員が全員駆り出されているようです。

秋に行われる大会当日(駅伝大会も含めれば冬まで)まで、夏休みも熱中症対策で早朝から出勤し練習‥授業が終われば業務そっちのけで陸上の指導‥アンケート結果にも納得いきますね(;´Д`)

 

 

 

教員にとって部活動は強制ではなく、学校や地域の方針に賛同して顧問を引き受けていることになっているようです。

県北に位置する長洲町の場合、北に進んだ県堺には福岡県大牟田市があり、大牟田が含まれる福岡県筑後地区の教育現状は、部活動より習い事(専門クラブ)に入会してスポーツをしている風潮が強い土地柄でもあるようです。(あくまで聞いた話しですので、実情と違ってたらすみません)

 

 

 

 

みなさんの都道府県はどうなんでしょうか?

















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