明日で祭りは終わるのか
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Miya
2012年11月03日 01:03 visibility316
昨年、脇谷がセカンドで落球をごまかした時は腹立った。
そういう行為を野球少年に見ろこれがプロ根性だ、勝利への執念だと教えるのかと。
そんなことを今のご時世でやってはいけない、今こそ改めていくべきではないのかと。
加藤健の行為は驚いた。原監督や川合2軍監督がこういう教育をしている、あるいは黙認をするならもうこれは巨人の流儀である。球界の紳士である巨人の。
加藤健は自分がクビになるかもしれないと毎年思いながら過ごしているプレイヤーの一人である。だから許される許されないではないが、すぐにそういうことが脳裏をよぎった。
祭りの中で突然現実を見せられた。
日本シリーズはお祭りだ。シーズンを頑張って来た選手たちに贈られるご褒美。
夢空間。思いきり戦い、勝って歓喜し、負けて口惜しがればいい。
それでも1年の成績を何もケチつけられることはない、お祭りである。
澤村が緊張のまま渾身の豪速球を投げ、中田の手をぶつければ、うわ、どれだけ痛かっただろう?と心配する。お祭りの場で選手生命を脅かす怪我などはして欲しくない。
毎日記事を追って中田の怪我が致命傷でないこと、負けずに試合に出ることを確認すると同じく一つずっと探していいたのは、澤村はいつ中田に挨拶に行くのかということ。
あの死球に対して謝れとは言わない。ただ、自分の豪速球を知っているのなら人の身を案じる心と行為は普通に欲しい。
もしそれをやらないなら澤村は人として大成しないから投手としてもロクなものにならない。というか、そんな投手は巨人を辞めて欲しい。
澤村は第3戦の試合前に中田に会いに行き、エールをかわしたという記事は確認している。
長野が死球で退場したと聞き、以前頭部死球で倒れて救急車で運ばれた時のことを思い出した。下手をすると命を落としかねない。野球の硬球はその可能性を持つ凶器でもある。選手たちは全員それを知ってプレイしている。
今回の死球で北海道のファンから拍手が湧き起こったという。
どういうことだろう?
ドラフトで日ハムから指名されて入団しなかった長野のことを今だに遺恨を持つファンがいるということなのか。
菅野智之投手もまた日ハムの投手から死球を受けて倒れたら北海道で拍手を聞かないといけないのか。
興奮して見境がつかなくなり、相手チームの選手に死ね!と罵声を浴びせるファンがいる。それがどこのファンであっても気分が悪くなる。
野球は所詮遊びだ。その延長線上で真剣勝負を楽しんでいる。それを大衆の娯楽として発展させてきた。生きるの死ぬのという話ではないし、相手の肉体を傷つけたり、命を奪うことを目的にはしていない。冗談はほどほどにして欲しい。
まだ祭りは続くのか終わるのか。
明日になっても、あさってになっても、我々にいい夢を見せてくれる野球であって欲しいと願うばかりである。
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