ウルフの価値
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Miya
2007年08月18日 15:56 visibility135
デビューした年こそ爽やかなブームを巻き起こした高橋ヨシノブ。
その打撃センスはかつてあの長島茂雄をして「天才!」と惚れ込ませ、「ウルフ」というニックネームをつけさせた。
それほどの超一流の素材である。
当然のことながらそのウルフは全然定着しなかったが、(笑
大活躍もまた長くは続かなかった。 太ったし。才能からすれば絶対的なスターのはずなのに、いつの間にかカッチョ悪い地味なお兄さんに成り下がった。
今年はオールスターにも選ばれていない。もはや若手のヨシノブじゃない。
暗い影が差したのは肩の怪我でレーザービームのような送球を投げれなくなって以来か。
守備でやたら怪我が多いのもこの選手の特徴で、それでもアグレッシブな守備の姿勢は崩さない。
彼の野球選手としての「本能」なのだろう。球を捕る、球を狩る、走者を刺す。どこまでも攻撃型の選手である。
初球から打つのもヨシノブの特徴だった。やはり「狩り」が似合う男なのだ。
原監督がヨシノブをトップバッターに指名した理由はチームの編成から考えて「苦肉の策」なのだろう。
しかし、原ならではのショック療法ともいえると思う。
ヨシノブの闘争心を再び燃やすための荒療治という意味合いもあったのではないか。
8月17日のヨシノブの超美技、好送球を見て、デビュー時の衝撃を思い出した。
これぞ彼の価値。
長島が言った「ウルフ」というのは実は的を得ていたのだと今になってわかる。
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