玉磨き

”玉磨き”  三崎亜紀著  幻冬舎
筆者の作品は初読みだが、独特の作風にびっくりさせられた。
玉磨き、通勤観覧車、古川世代、ガミ追い、分業、新坂町商店街組合、
 無用の用とも言える現代に残された伝統をルポした6作品。
ひたすら玉を磨くが、製品として売られるわけでもなく、
 一体いつまで磨き続けるのだろうか?
そして通勤観覧車は客にとってどのような位置付けなのだろうか?
過去のガミ追いと現在のガミ追いの比較と
 ガミの大崩れによるガミ追い達の急死が怖い。
最後の海に呑み込まれた町のための
 新坂町商店街組合はなんとも悲しい。

 

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